つれづれなるままに弁護士(ネクスト法律事務所)

それは、普段なかなか聞けない、弁護士の本音の独り言

能書きゃ要らねぇ。このアンポンタン!

2015-03-26 11:51:43 | 日記

ウチの事務所の隣のビルが現在、外壁修繕中だ。

足場を組み上げて職人さんたちが毎日、仕事をしている。

都心(四谷三丁目)なので、ウチの事務所が入っている渋谷ビルと外壁修繕中のビルの間は1mも離れておらぬ。

必然的に事務所で仕事をしている私(と秘書嬢)の耳に職人さんたちの会話が飛び込んでくる。

で、タイトルの言葉。

何かミスをして言い訳をしようとしたか、仕事の内容について(生意気に)蘊蓄(うんちく)でも語ろうとしたらしい若い職人さんに親方(たぶん)が言い放った名文句である。

 

「能書きゃ要らねぇ。このアンポンタン!」

 

職人の心意気と、男気と、ほんの少しの優しさが滲み出ているような気がして、私と秘書嬢は大爆笑した。

 


卒園式

2015-03-20 11:54:36 | 子育て

今日は下のチビの卒園式だ。

んが、しかし。

私は今日一日、朝から仕事が入っていて卒園式には行けない。朝イチで私が破産管財人をしている破産事件の債権者集会。午後からはK弁護士と共同受任している某刑事事件の公判(今、昼休みで事務所に戻ってきて、この記事を書いているところだ。)。

 

上のチビの卒園式には出た。

予想通り大泣きした(もちろん長男ではなく私が、だ。)。

卒園式が終わると園児たちは各クラスに戻って担任の先生と一人ずつお別れをする。担任の先生が一人ずつ園児をぎゅっと抱きしめて、一言二言お別れの言葉を耳元で囁(ささや)いて。

園児たちははにかみながらウンウンと頷いていた。にこにこ笑っている子もいたし泣きそうになっている子もいた。卒園式の途中から私の涙腺はヤバイ状態になっていたのだが、長男が担任の先生に抱きしめられたところで我が涙腺ダムは決壊した。脆すぎる。

まったく国土交通省は何をしているのか。こんなことで河川の安全を守れるか。

 

先般の記事にも書いたが、長男と次男は同じK幼稚園である。だから今年の次男の卒園式も長男の時と同じ流れで進むのだろう。

長男の卒園式でさえ涙腺ダム決壊という大惨事になったのだから、次男の卒園式をこの目で見たら溺れ死ぬかもしれぬ。決壊する涙腺ダムのすぐ前で暢気(のんき)に釣りをしているようなもんだ。ふぃ~。あぶないあぶない。危うくお袋の後を追うところだったぜい。私が死んだときはハワイ(沖縄でも可)に散骨してくれ。お袋同様、通夜も葬式も戒名も墓も要らぬ。集まった香典はダルニー基金かユニセフか国境なき医師団に全額寄付するように。

 

え~と、何の話だったっけ?

あ、卒園式だ。感極まりすぎて、ブログを書いているだけでも思考が混乱しておるな。

 

妻が幼稚園のママ友に、

「ウチのパパは仕事で卒園式には来れないの」

と話したら、一斉に

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

と言われたそうだ。

親の死に目に会えず、子どもの卒園式に出られず、ママ友(但し、私の友達ではない)からは「え×10乗」で驚かれ。

弁護士はつくづく因果な商売である。

願わくば、下のチビがこういう父親の姿を見て、「働くこと」の意味を少しでも考えるようになってくれれば、と思う。

下のチビには何度も卒園式に行けないことを謝り、抱きしめ、おめでとうを言い続けてきたが、(彼の脳の記憶回路のキャパシティからして)どうせすぐに忘れるだろうから、長男への誕生日の手紙同様、ブログに御祝いの言葉を残しておく。いつか大人になって、死んだ私の骨をハワイ(か沖縄)の海に散骨し終わったら、その夜、gooブログで読み直すべし。その前にgooブログが潰れたり我が輩のブログデータを消失させでもしたら、NTTレゾナントを訴えちゃうぞ~

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ゆうちゃんへ

 

卒園おめでとう。

パパはゆうちゃんの卒園式を見には行けませんでしたが、ゆうちゃんが元気に幼稚園を卒園できてパパは嬉しくて嬉しくて仕方ありません。

ゆうちゃんにはまだ分からないかもしれないけど、人は、悲しいときだけじゃなくて嬉しいときにも涙が出ちゃうんだよ。

なので、パパは今から泣きます。

うわぁぁぁぁぁぁぁぁん。

 

ズビっ(←鼻をかむ音。花粉症故ではない。)

パパより 

 


母が逝きました(4)~香典返し~

2015-03-18 19:01:12 | 日記

生前からお袋は、「自分が死んだら通夜も葬式もしなくていい。戒名もいらない。ただ大好きだった三河湾に散骨してくれ。」と言っていた。

なので、お袋が他界してかれこれ2ヶ月が経つが、いまだに通夜も葬式もしていない。今後もそのような予定はない。

戒名もないし、お墓も用意していない。

献体提供したお袋の遺体が遺骨となって戻ってくるのを待っているのみである。

 

お袋の訃報を聞きつけた何人かの方からは、こちらが恐縮してしまうくらい丁寧なお悔やみのお言葉と香典を頂いた。

香典については生前のお袋の意向を説明し、「通夜も葬儀もやらないのでお気持ちだけでけっこうです。」とお断りしていたのだが、それでも、「それはそれとして」(どれがどれ?)と、わざわざ香典を事務所に届けてくださったり、私の自宅宛に郵送してくださったりした方が何人かいらっしゃった。心苦しい限りである。

香典を頂いた以上、香典返しをお渡しするのが日本人としての礼節なのであろうが、適当にハンカチとかお香とか当たり障りのない品物をお渡しして、(通夜も葬儀も戒名も墓もない分)余ったお金を自分の懐に入れて良しとするのは私の矜持(きょうじ)に悖(もと)る。そもそもお袋の意向を知って、なお、香典をくださった方々は「香典返しは何かなぁ。」などとしみったれたことなど毛ほども考えまい。

ふむふむ。そんならいっそ、全額私の懐に・・・

いやいや、さすがにそれは仏罰必定。仏式の葬儀をしていないんだから天罰か神罰か。いずれにしろ罰を怖れる少年のように純真無垢な私だ(「へなちょこ」とも言う。)。

 

というわけで。

頂いた香典(+K女史が集めてくれた100円玉の山)は全額、ダルニー基金に奨学金として寄付させて頂くことと致しました。

「ダルニー基金」の意味が分からない方は、このブログの過去の記事を参照されたい。

ちなみに、このブログの記事をきっかけに井上仁さん(←実名でコメントを付けてくださっているので、ここでお名前を出しても問題あるまい。「10Antsの会」中部支部総長、落語鑑賞部会副部会長、映画鑑賞部会書記長でもある。いずれも今、任命。)をはじめ何人かの方がダルニー基金を通じて東南アジアのこどもたちに奨学金を送ってくださっている。なんとお礼を申し上げたらいいのか言葉が見つからない。

 

今回の奨学金の対象はミャンマーとカンボジアとタイの子どもたちだ。奨学金はいずれも中学3年間(ミャンマーは4年間)の彼(彼女)の学費に充てられることになる。

タイとミャンマーは7月頃、カンボジアは12月頃に、それぞれ奨学金を受け取ってくれている子どもの写真が私のもとに送られてくる。彼(彼女)らが中学を卒業するまで毎年、写真が届く。

送られてきた写真はカラーコピーして香典を頂いた方々に必ずお送りいたしまする故、今暫くの御猶予を賜りたい。これが私の香典返しである。

 

お袋は死して自らの体を献体として提供した。そのお袋のために頂いた香典もまた、お袋や私以外の誰かのために全額使い切るのが筋であろう。

みなさんのおかげで、ミャンマーとカンボジアとタイの子どもたちが、学費を心配することなく中学に入学できる。勉強し、友達を作り、笑い、ケンカして、世界を広げ、少しだけ大人になって、卒業できる。

不遇な小学校時代の自分を支えてくれた友人を私が忘れないように、彼(彼女)たちも一生、そのことを忘れないだろう。

 

ミャンマーとカンボジアとタイの子どもたちに代わって、香典という形で奨学金の原資を私に託してくださった全ての方にお礼を申し上げる。

ありがとうございました。

 

PS(私的伝言板):

K女史。100円玉集めてくれてサンクス!! 今度忘れずに持ってきてくれい!


ホント映画

2015-03-16 10:37:06 | 映画

タイトルに「本と映画」と入力しようとしたら、「ホント映画」になっちまった。

いや~、映画ってホントにいいもんですね(←故水野晴郎@金曜ロードショー風)。

じゃなくって。

ホント、パソコンって、ばか。

 

10日ぶりの更新だ。

Y嬢(まだ20代。すこしぽっちゃり。可愛い。)が、ご自身のブログに、「まだかなまだかなぁ~」と学研のオバサンを待ち焦がれる少女の如く(←古い)このブログの更新を心待ちにする記事をアップしてくれたりしているので、更新する気満々の俺様だ。

ちなみに、Y嬢の「つれ弁」評↓

「話はチョツトあたしにはムズカシイ時もある・・・」

 

なんと!

すまぬ。文才なき拙者の不徳の致す所じゃ。

かくなる上は、PJの春夏の新作の話と、AKB総選挙の話と、セカオワのFUKASEときゃりぱみゅの話を中心に今後はブログを書き綴っていく所存なり。

ウソでござる。

 

というわけで。

今日は 「本と映画」だ。

正確には「2014年12月8日以降に読んだ本と、溜まっている映画のレビュー」でごわす。

【本の部】

「月魚」(三浦しをん・角川文庫)

「白いへび眠る島」(三浦しをん・角川文庫)

「しをんのしおり」(三浦しをん・新潮文庫)

「秘密の花園」(三浦しをん・新潮文庫)

「人生激場」(三浦しをん・新潮文庫)

「人生の〆方~医者が看取った12人の物語~」(大津秀一・新潮文庫)

「進撃の巨人」1巻~15巻(諫山 創・少年マガジンKC)

「達人伝~9万里を風に乗り~」1巻~7巻(王欣太・アクションコミックス)

あと、何冊か。

相変わらず、しをんさんの本ばかり読んでいる我が輩だ。あとはコミック。

そういえば、敬愛する高橋いさをさんもご自身のブログでしをんさんの才能を高く評価しておられた。ねー、いさをさん。三浦しをんって、いいよねー。

ところで、今、気づいたのだが、高橋いさをさんも三浦しをんさんも、お名前に「を」が入っている。

「お」じゃなくて「を」だ。別に「お」でもいいのに、敢えて「を」。

名文書くには名前に「を」。

よし。私もペンネームを「平岩としをふみ」にする。

「年を踏み」・・・意味が分からんな。

 

あ、【本の部】が長くなっちゃったので、【映画の部】は次回だ。こうしてレビューをアップされない映画が溜まっていくことよ(←なげやり)。

 

PS(私的伝言板):

to いさをさん。15日までの公演、お伺いできずすいませんでした。

to Y嬢。ブログを褒めて頂き光栄です。キ●ガイたちの中傷カキコに負けずに頑張ってください。

to K女史。別にオメーの責任じゃねーよ。気にするな。


K女史(その2)

2015-03-06 15:00:05 | 日記

このブログにたびたび登場するK女史。

ブログ内でK女史をいじりまくっているので、彼女のことを「ブサイクいじられキャラ」と思っている一部読者の方もおられるようだが、彼女の名誉のために言っとくと、彼女はさりげに美人なのですぞ。

そもそも私は面食いだ。

 

本人は、

「私、上戸彩に似てるよね? 似てるでしょ? 似てるよ。」

と上戸彩ちゃんを冒涜する発言を繰り返しているが、それは違うぞ、K。

 

それは違うんだが、先日、ふと、

中山美穂に似ているような気がしないでもないこともないと言えなくもないと言わざるを得ないような気がした(どんなだ)。

 

敢えて言えば、だが。

 

あと、K女史はカラオケも上手い。遊び人だな。

ま、私がセカオワを完璧にマスターしたら敵ではないと思うが。