つれづれなるままに弁護士(ネクスト法律事務所)

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としまえんの伐採樹木を救いたい

2020-10-18 12:45:07 | としまえん問題

ポプラ@氷川台三丁目公園さん、千客万来さん、buttobiさん 、なるみんさん、hamaさんから寄せられたとしまえんの伐採樹木の救済案・利用案。一部、表現に私が手を加えた個所もあるが、ほとんど彼らが送ってくれた原案どおりだ。

伐採される樹木に心を痛めている人たちは、ただ単に「木を切るな~、木を切るな~」と騒いでいるのではない。

こういう具体的な意見を持って必死に活動している人たちを、SNS上や私が公開した樹木保存アンケートで「ノイジー・マイノリティ」などと揶揄する方もいる。

さて。本当にノイジーなのは誰だろう?

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(趣旨)

西武さんがこれまで園内で大事に育てていた木を切るのは、としまえんのファンにとっても、もちろん西武さんにとっても、悲しいこと。 人の都合で切られてしまう樹木への感謝と供養の気持ちとして、最後までその命を大事にしたい。 それにより、閉園に泣く人たちの悲しい気持ちを、前向きな気持ちに昇華させたい。

西武さんがこの考え方に共感していただけるなら、以下の提案を検討していただきたい。

(提案)

(1)まだ残っている樹木の種子や、生えて間もない苗木、移植可能な樹木があれば、実生や植えかえ等により、園外で大切に育てたい。

移植先については、練馬区内の小中学校、幼稚園、公園、緑化樹木医育成場などを考えている。

いずれにしろ、移植の可能性等を判断するためにいちど、造園業者さんなどの専門家にとしまえん跡地内を見ていただく機会を頂きたい。

(2)伐採される樹木は、その一部を、材木として2次利用することを考えたい。

※イム設計さんによれば、「樹木の二次利用は考えていない」(9月30日返答)とのことだったが、 西武グループさんは、グループビジョンの中で、 「地域・社会の発展、環境の保全に貢献」すること、 「常に、自然環境、地球環境への配慮を忘れない」ことを宣言されている(https://www.seibuholdings.co.jp/sustainability/environment/)。 このような企業姿勢に共感する市民と共同して、以下の伐採樹木の二次利用を前向きに検討できないか?

① ドングリ作戦

ドングリや小さな苗木(例えば樹高20cm以下)を採取するための子連れ採取イベントを開催できないか。 としまえんのドングリや小さな苗木を預かって、自宅や学校などで大事に育ててみたいという人の声がたくさん寄せられている。

30年後、スタジオツアー跡地が練馬城址公園になるとき、多くの人々が育ててくれた木を、再びとしまえんの地(練馬城址公園)に戻してあげる、というストーリーも考えている(東京都が募集するパブリック・コメント等を通じて東京都にも提案していきたい)。

  • 子どもを含む数人の有志のとしまえん跡地への立入許可が必要となる。現在進行中の工事との関係があるので、イベント趣旨に適したエリアと立ち入り可能な候補日時を指定して頂きたい。
  • 参考サイトとして、一般社団法人街の木ものづくりネットワーク(マチモノ)街の木の命をつなぐ「マチモノ植樹プロジェクト」

http://machimono.web.fc2.com/Syokuju/Syokuju.html

② 西武グループにおける再利用

a:伐採した樹木を使って、「としまえん公式グッズ(木工品)」を製作し、販売してほしい。たとえば、としまえんの伐採樹木を使ったカルーセル・エルドラドのオルゴールなど。

グッズの企画担当者が新製品企画を立てられる間、伐採材の廃棄を一部保留してほしい。

としまえん閉園後もとしまえんグッズを求める人たちが後を絶たない現状を見れば、「としまえん公式グッズ(木工品)」に対する潜在的需要は相当程度あると思う。

b:従前から行われている間伐材の再利用のように、駅のベンチなど、自社で使う備品への利用を検討してほしい(https://www.seiburailway.jp/company/eco/for-the-future-of-the-earth/index.html)。

「自然環境、地球環境への配慮を忘れない」観点からの伐採木利用は必ず西武グループへの評価につながる。

「西武鉄道の各駅を巡って、『形を変えたとしまえんの樹木』を探すスタンプラリー」など、楽しい鉄道企画なども検討してもらいたい。

③  外部団体による再利用

c:上記abが不可能であるなら、伐採した樹木を使った記念品を作ってくれるような企業に売却してほしい(そのようなマッチングをしてくれる仲介業者もある→ https://wood-kiba.com/)。

ただし、この場合、買い手が見つかるまでの間、伐採材の廃棄を一部保留してほしい。

「としまえんの記憶」という特別なストーリーのついた伐採材なので、このようなストーリーを付加価値として評価してくれる買い手は見つかるはず。

※伐採材の保存費用として西武さんで負担しきれない分については募金も呼びかける。

d:上記cと同趣旨だが、伐採材木を、「としまえんの木」を使った作品を作ってくれるような大学に提供してほしい(近隣には、武蔵野美術大学や日本大学芸術学部など、工業デザインやアートを扱う大学がある)。

作品として、後世に残るもの(カルーセル・エルドラドの模型など)を作ってくれる若い人に、としまえんの伐採木を託したい。

※作品制作に必要な費用の募金を呼びかけることも考えている。

e:上記a~dのいずれも対応不可ということであれば、せめて伐採される木のほんの一部でかまわないので市民有志に譲ってほしい。

有志が伐採作業の合間に、軽トラなどで取りに伺うので、工事現場の担当者さんに取り次いでほしい。市民有志の引き取りなのでごく少量になるが、記念品を作りたい人など、何らかの活用を考えてくれる人や企業を最後まで探したい。

以上



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3 コメント

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Unknown (ハリポタファンの近隣住民)
2020-10-19 07:56:55
そろそろこう言った活動はやめてください。

伐採された木々を商品化すればそれでバッシングがいく。
木を切らなければ、近隣に迷惑がかかる。
清掃の手間は西武やっているものの、迷惑を受けている近隣住民の身にもなって!

今回ハリポタが来てくれる事で、賑わいがあり、樹木の整理をしてくれる事で賛成派にとって平岩さんの活動は迷惑です!

即座にやめてください
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Unknown (hirahira5510)
2020-10-19 08:11:19
ハリポタファンの近隣住民さん
伐採樹木の商品化でバッシングがいく、というのは誰が誰にバッシングするのでしょうか?
木を切れば近隣住民の方への迷惑が解消されるということのようですが、伐採対象の樹木はとしまえん跡地の周囲というより、内部の建物建設エリアに生えているものが中心です。
としまえん跡地の周囲の木々の落葉等が「迷惑」というのであれば、現在の伐採が進んでも、その「迷惑」はあまり軽減されないと思います。
御主張では西武さんは近隣の清掃作業をきてくれたが、ワーナーさんになると清掃作業はしてくれない(だから迷惑な木を切ってくれればいい)、ということのようですが、そもそもワーナーさんは「近隣の清掃なんかしない」などとは一言も仰っていません。むしろ、ワーナーさんの姿勢としては「地域住民の方々との良好な関係を築きたい」というものです。
私(や、その他多くの方)の活動が、いったい近隣住民の方にどのような「迷惑」をかけているのか、よくわかりません。
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Unknown (Unknown)
2020-10-19 13:06:11
ポイントはシンプルです。
平岩弁護士の見解を近隣住民の代表した意見の様な話し方をやめてほしいのです。

今回の反対意見は練馬区と東京都の共産党系議員の人達の票集めと、弁護士としての名前を売りたいと言うのがミエミエ。 賛成派の人達は過激な反対派の前に出てくる事はないのですよ。 反対派の人達がそれぞれ勝手な事を言って、事業者達を困らせている事に気がついて欲しい。

樹木や鳥のフンによる公害、公園だけになれば、地域ビジネスが落ち込む。 多くのでメリットを推奨する反対派の人達に黙っていただきたい。

プール営業の延長と、被害時避難場所の批判内容は相反する事を論じている事はわからないのかなぁ。。。

反対派がバラバラな事を好き勝手な事を言っているのを見ていると近隣住民として腹立たしいのです。
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