あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

立川談志のこと

2009-02-21 22:02:23 | 日記
東京ラン展

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都民劇場行っているのですか?
歌舞伎だけでなく、落語も聞いているとか?
自分は枝雀のデフォルメされた落語が好きだったのですが
志ん朝が亡くなってから、興味を失いました。
でも、嫌いではないので、CDでよく聞いてました。
また、ブームが押し寄せているとか。
今日は、立川談志のこと
談志は落語家である談志は上手な落語家
テレビに出てくる談志は狂気の真面目さ
そして、少々の傲慢さと知ったかぶりが
「嫌い」でした。
「赤めだか」(立川談春著)に出てくる立川談志は
得体の知れない大人であり
そして、愛すべき人物
社会人としては、明らかに奇人であり
落語の天才ということになるのです。
今日、石原慎太郎が談志が対談している番組を見ました。
あの傲慢、尊大、無作法と思っていた石原慎太郎が
無作法で行儀の悪い談志に小言を言わす
談志落語を持ち上げ
ご機嫌をとっている。
不思議な光景でした。
談志の落語について、何かを感じている。
これまでの伝統芸どまりの落語を突き破る
そんな可能性を予感して尊敬の気持ちに傾いているのか
そんな雰囲気でした。
政治的に上等でなかったことを
不快に感じていましたが
それなりの理由を聞くと面白いですね。
本人大真面目の勘違い。
そうとも言えますが
そう簡単に切り捨てるわけにはいかない
そんな面白い説明でした。
でも、茶だけで話しているのか
もうそうとうにアルコールが入っているのか
分りませんが
少々酩酊状態。
だから、話が面白いのかもしれません。
談志は家庭人であることは想像できず
社会人としてバランスが取れているとは思えず
期待もしていない。
なのに「赤めでか」では愛すべき人物で
落語の天才なのだ。
どれが本当の談志であり、どれが落語家であり
どこまでが真面目なのか
あるいはお馬鹿さんなのか見当がつかない。
それが談志なのだろう。
これまでとずいぶん印象が違ってしまった。
それでいいのだ。
よき社会人の落語なんて
教養落語でちっとも面白くない。
また、金回りのいい落語家の話も聞きたくない。
演じるものもわかままなら
聞くほうもわがままに聞こう。

今日は暖かくなりそうだ。

2009-02-21 07:28:20 | 日記
東京ラン展

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わが拇印むらさき色に濁る日を断崖にゆく涜るるために
燭の火に葉書かく手をみられつつさみしからずや「父」の近代

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寺山修司を読み直してみたいですね。
そんな思いの老人が増えているのではないでしょうか。
唐十郎の戯曲も面白い。
そんな年代に入ったのだ。

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短歌ですか?
現代短歌で関心があるのは寺山修司と俵万智
塚本邦雄ではない。
そのことだけが自分の考え
現代短歌も面白くないし
NHK歌壇も趣味的でしかない。
ときおり読む
朝日歌壇の作品のいくつかに興味がある程度
もう、再興は難しいではないですか。
優秀な才能は
フォークとかラップとか
音楽に流れていった。
そんなことを思うのです。
中島みゆき
井上陽水
など現代風俗や
現代感覚を言葉に置き換えている。
病人の老人の趣味から抜けられないのではなく
現代という時代は短歌では表現できないのです。
私は、ユーミン、サザンなどの歌詞が
好きです。
言葉を救い出すのも面白いし
言葉をコラージュ風に生み出すのも
面白い。
そんな大きな地殻変動が起きているのですね。
脱皮するのです。
様式を置き換えるのですね。
演歌でもかまわない
歌詞の形式で表現するのも面白い
三番までの形式
山場の歌詞は繰り返すなど
けっこう形式がありそうで面白そう
やってみる価値はある。
そんなことを考えるのは暇だからでしょうか。
あなたは質問するだけですか?

    あきオジ