あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

風船を浮かべる空も冬のいろ   あきオジ

2010-12-04 21:32:01 | 日記
たのしみは草のいほりの莚敷きひとりこころを静めをるとき  橘曙覧

(この人の誠実な人柄が透かし見えるような歌ですね。「たのしみは」のシリーズの一首ですね。私はこの歌人のファンです。良寛の延長として好きです。和歌も文芸としてではなく、それぞれの人の喜怒哀楽を感じる日記のようなものとして読むと楽しいですね。)

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小春といふも冬の愛想  武玉川

(江戸時代溢れるエネルギーを食い付くように川柳や狂歌が流行したということです。もう時代として分からないことも多いですが、楽しいし美意識の高さに圧倒されますね。)

人がなき城門にも秋の風  あきオジ

2010-12-04 06:43:48 | 日記
とりあえずの風景です。

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大空のました帽子をかぶらず  放哉

(自由律の気迫が感じられるみずみずしいですね。この勢いが大きく転換する。社会人としてうまく生きられない分だけ俳人としての世界を生みだしたのですね。門が閉じられると、他の門が開かれる。そういうことでしょうか。)

淋しさも人だけのもの冬の城  あきオジ

2010-12-04 06:41:47 | 日記
皇居の北の丸公園の木々です。
きっと、淋しいと思うのは人間が一番強いのではないでしょうか。

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鎌倉の漁師を取材した番組を見ました。
親子三代で漁師
しらす漁をしています。
漁師の季節感
けじめとしてのあれこれの儀式
カメラマンが取材した番組なのですが
余計な思い入れがなくていいですね。

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ふくろうはふくろうでわたしはわたしでぬむれない  山頭火

(このような句もいいですね。「美は乱調にあり」ですね。)