あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

ジオラマを見いる親子の冬休み  あきオジ

2010-12-14 18:26:19 | 日記
ジオラマを夢中になってみているのは子供だけではない。
いい年のおじさんが一人で楽しんでいる。
きっと、終えたら外の機関車の写真を撮るのだろうと思う。
同じようなことを考える人がいるのですね。

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わが旅のさびしさはゆがんださかづき  山頭火

濡れて荷物のさらにおもたく、旅  山頭火

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ふりかえることも忘れた上天気  あきオジ

2010-12-14 18:06:44 | 日記
青梅の露地裏で見つけた家です。
ここで暮らしている人がいるのでしょうか。
昭和はこんなところにも残っているのですね。
新興住宅地のマンションに住んでいると
昭和の匂いはどこにもなく
何もかも平成です。
きれいだけれど残念です。

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馬に寝て残夢月遠し茶のけぶり  芭蕉

(このような「おや」という句は下敷があったり、古典的な背景があるのですね。テキスト「芭蕉句集」(岩波文庫)にもあれこれ書いてありましたが、句だけを鑑賞したいですね。私は学者でなければ国文科の学生でもありません。難しい知識で句を鑑賞するつもりはありません。楽しめればそれでいいのです。)

納得の冬となれば昼寝かな  あきオジ

2010-12-14 18:00:42 | 日記
青梅鉄道公園の蒸気機関車です。
これ引退した機関車です。
嬉しくなるような力強さですね。

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名月や膳に這よる子があれば  一茶

(一茶は子宝に恵まれたけれど、育った子はいなかった。それだけに、子を詠んだ句は、痛々しいことがありますね。当時はそうだったのでしょうかね。伝記等を読むと痛々しいほどの落胆ぶりですね。)

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おもちゃ箱開いて回る空っ風  あきオジ

2010-12-14 06:01:50 | 日記
青梅の町を歩いていると
意外な発見があります。
意味不明な路地があったり
商売をしているのかいないのか
それも分からぬ食堂があったり
内容が理解できない看板があったりで
楽しいですね。
来年は季節を楽しみながら出かけたいですね。

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としよれば犬も嗅ぬぞ初袷  一茶

夜神楽や焚火の中へちる紅葉  一茶

(一茶の多様性は楽しいですね。)

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忘れたを忘れてしまう寒さかな  あきオジ

2010-12-14 05:55:36 | 日記
青梅のマンホールの蓋です。
それぞれの都市にそれぞれのデザインがあります。
きっとこのデザインの面白さを楽しみ
コレクションしている人もいるでしょうね。
写真なら重たくありませんからね。

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捨てきれない荷物のおもさのまえうしろ  山頭火

(山頭火の句の中で、なるほどと思える句です。句だけで全体が見える珍しい句でもあります。あれこれ解釈もあり、象徴的な句として説明されることもありそうです。私は、そのまま受け止めています。ときにより、感じ方が違うことが面白いですね。)

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落葉集めけじめとなりし日曜日  あきオジ

2010-12-14 05:43:56 | 日記
青梅の町ではあちこちで
清掃作業をしておりました。
きっと、冬を迎えての作業で
きれいにして正月を迎えるための
毎年の作業なのでしょう。
そんな季節ですね。
ご苦労様でした。

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花火があがる空の方が町だよ  放哉

船の中の御馳走の置きどころが無い  放哉

(楽しいことをわがことのように楽しめない。楽しいことも自分とはかかわりがない。こんなこだわりが感じられますね。)