あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

雨降りの師走の街に「わかれ歌」  あきオジ

2010-12-21 17:44:56 | 日記
当たり前の景色
その中に人がいる。
そんな写真を撮りたいですね。
芸術写真はいいから
当たり前のスナップ
それがいいですね。

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お正月のまんまるいお月さんだ  山頭火

(作品を読み、「今日はこれだ」思い、選ぶと、どこか、同じような作品になっているのが面白いですね。自分を見ているような気がしてきます。)

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息白き人溢れだす朝の駅  あきオジ

2010-12-21 17:32:17 | 日記
「改札口」もう、こんな言葉も死語のようなものですね。

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わが家のうしろで鍬ふるふあるじである  放哉

(「尾崎放哉全句集」をテキストにしていますが、テキストにアップした日を書いているのですが、代表作については、ほぼ、一度はアップしています。来年になったら、自分でしっかり噛みしめてみようかと思います。本格的に研究している人はたくさんいますし、ファンも多いので、私は、ひたすら、御題目のように毎日「読み続ける」ことにします。)

居酒屋で昭和を語る大晦日  あきオジ

2010-12-21 07:02:28 | 日記
浅草の居酒屋の店先

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しぐれてぬれて待つ人がきた  山頭火

身のまはり掃きよせておく柿落葉  山頭火

(死を意識し始めた時の老人の不安をとらえた句だと思います。いいですね。)

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俳句も二度も三度も読み続け、その年齢にならなければ出会えない境地もあることを最近感じますね。
キーワードは「ひとり」「さみしい」です。その背景にあるのは「老い」であり「死」なのです。