あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

この道をいくしかないか冬電車  あきオジ

2010-12-13 07:11:37 | 日記
青空より破片あつめてきしごとき愛語を言えりわれに抱かれて  寺山修司

(寺山修司の圧倒的なイメージの多さと広がりは素晴らしいですね。できあがったものがどうなのか分かりませんが、その発想、その発想の場所の設定が面白いですね。この青春を感じるみずみずしさは、神経質な現代短歌の頭の痛くなるような言い回しとは違いますね。)

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寺山修司の短歌は独特の色合いが印象的でイメージが源源的で好きです。

信号機人なき冬に鳴り響き  あきオジ

2010-12-13 07:06:05 | 日記
子宝の多い在所の夕ぐぬた  一茶

銭箱の穴から出たりきりぎりす  一茶

(一茶の句も馴れて来くると「飽きる」のですが、離れると逢いたいのですね。故郷とか友達はそんなものかもしれませんね。)

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あれこれの言葉は短く
俳句の紹介だけにとどめる目標に近づきましたが
まだまだおしゃべり好きですから
あれこれ書きすぎますね。
でも、そのまんまがいい。
あれこれ努力することもない。
すべては「まあ、いいか」

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流れゆく冬風に舞う記憶あり  あきオジ

2010-12-13 07:00:27 | 日記
いちにちわれとわが足音を聴きつつ歩む  山頭火

あかつきの湯が私一人あたためてくれる  山頭火

(せつない叫びが混じっているような句の中に、このような句があると「ほっ」としますね。淋しいけれど、その淋しさをしっかり受け入れる懐がある。そのような山頭火の句は温かいですね。)

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