あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

発車待つ駅に伸びる影長し  あきオジ

2010-12-15 17:44:11 | 日記
青梅駅の風景を駅に迫る山に向かう坂道から撮りました。
絵になる風景ですね。
ただ、写真マニアにとって残念なことは
青梅線は中央線と同じ車両で最新型なのです。
田舎の風景に馴染む列車を期待できないことです。

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風の中声はりあげて南無阿弥陀仏  山頭火

お経とどかないジャズの騒音  山頭火

(山頭火は本当に多様な句の内容がありますね。これらの句は日常のスケッチという感じなのですが、どうなのでしょうか。たくさん作ると新しい意味が生まれるのですね。なろほど、数だけなら負けないぞと言ってみたいですが「多ければいいというものではない」と反撃されそうです。)

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日だまりに青梅特快入線す  あきオジ

2010-12-15 06:02:42 | 日記
拝島駅から青梅線に乗り換えで
ホームで立っていました。
逆方向から東京行きが入線しました。
人が溢れ出ました。
東京へ行く人
反対方向へ向かう人
それぞれの事情があって電車のなるのですが
なぜか電車に振り回されているような雰囲気ですね。

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砂山のほてりにむせる小舟哉  一茶

ちいさ子がたばこ吹也麦の秋  一茶

(一茶には一茶の語調があり、響きがある。なるほどね。それぞれ人がらが違うように、俳句も同じようで、同じではないのだ。ちょっとだけ分かるような気がしてきました。)

いかめしく客を見下す師走風  あきオジ

2010-12-15 05:54:23 | 日記
ふとんふうわりふるさとの夢  山頭火

それは私の顔だつた鏡つめたく  山頭火

(このような朦朧とした句や、突き放したような鋭角的な句もあるのですね。そうじゃなくっちゃいけませんね。)

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今日は仕事がありません。
写真を撮りに出かけましょう。

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バス停に冬が居座る日暮れどき  あきオジ

2010-12-15 05:48:02 | 日記
なぎさふりかへる我が足跡も無く  放哉

軽いたもとが嬉しい池のさざなみ  放哉

(このような句を並べて読んでいると、いつの間にか放哉のリズムが聞こえて来るのですね。そして、ああ、これが放哉の俳句なのだという気になるから不思議ですね。日本の文芸の定型は、その時代のものなのですね。きっと現代風の俳句とは繰り返しなのでしょうね。演歌の歌詞だけでなくポップスも同じですね。)