濃飛樹脂軌道

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オフグリッドソーラー講座201801

2018-01-20 18:42:46 | 電気・化学
最近何かと多忙で手が付けられませんでしたが…
本日1/20(土)、オフグリッドソーラー講座・座学編を実施しました。
13時に現地到着、今回展示する物品を準備…ただ延長コードを忘れたためプレゼンの画像サイズが小さくなったのが心残りに。
しかし参加人数の少なさ(3名)が幸いし、机を前に寄せて何とかしました。

前半はテキスト「わがや電力」を併用しつつ、今回用に手直ししたプレゼンをスクリーンに映しながら進める。
前回のテキストが理工系向けの書籍だったのに対して、今回は小中学生向けに作られた書籍。イラスト多用で読み進めるのも比較的楽でした。
受講生が小難しい顔をせず最後まで聞いて頂けたのは収穫でしたね。

前半の基本座学は1時間足らずで終わり、後半の実践展示は普段自分が行っているライフスタイルを説明。

30Wソーラーパネル、モニター付きチャージコントローラー、60B19L自動車用バッテリーを持ち込んで受講生に見せる…やはり表示つきのコントローラーは受けがよく「分かりやすい」との声も聞かれました。
受講生の声「家庭用ソーラーと大差ない」が一番印象に残りました…こんなミニシステムでも電圧・電流・電力量が一目でわかるモニターの存在が大きいというか。
とはいえ2月の講習で使うコントローラーは安物(3千円強)なのでLCD画面はあれども精度は高くありません…電圧は1V単位、電流は0.1A単位、電力に至っては1kWh単位で実用性に乏しいもので。
予算が許せば2号機同様のモニター分離型にしたかったのですが、やはり初心者には高く感じるのでこうせざるを得ません。
あと前回はなかった収納箱もあり、これでポータブル電源として活用できる提案をしましたが…30Wクラスなら好評でも100Wクラスだと微妙です。

受講生の一人がニッケル水素電池を大量に持っているとおっしゃり、メーカー指定の充電器じゃなきゃいけないのか?との質問を受けましたが…自分が今使っている限り問題になる発熱などもなく、その話をしたところ納得されました。
自分もニッケル水素蓄電池を大量保有しているのですぐに話せた次第。

あと持ち込んだ物品で受けたのは、USB電源のLEDライトと単三型ニッケル水素電池用充電器(兼モバイルバッテリー)。まずはコントローラーにあるUSB電源端子で点灯を確認、次にノートパソコンへ接続変更してそれも点灯したときに皆さん興味深そうな顔をしておられました。

いろんな雑談もできて16時に無事今回の座学編終了。
次回の実技組立講座は3万円と値が張るだけに受講生は当初慎重でしたが、前回に続き今回も実演を行うことで組立編に興味を持って頂け、終了後に申し込んだ方が複数みえました…やはり実演は大事ですね。
ちなみに今回の受講生の過半数はすでに自宅に系統連系型太陽光発電をつけておられました…自分も該当なのでよく分かりますが、これから余剰電力の買取金額が下がることに危惧を抱いておられました。
そういう自分はかねてから対策を考えていましたが…蓄電池を日中に充電することで解決の道を模索しています。たまたま「動く蓄電池」として三菱アイミーブ購入を控えており、それに充電すれば幾分解決の糸口がつかめるもので。
まだ蓄電池価格が高止まりしているので、夜間電力をミーブパワーボックス導入で賄うことができれば御の字です。たとえクルマとしての機能が薄くなっても電気の地産池消はできますし。

今回を振り返ると、割と意識の高い人たちが集まっている印象でした。