平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い1303 熱狂の演出 

2018-10-21 09:42:09 | 日記
     平和への希い1303 戦後74年  
   熱狂の演出  2018.10.21.

72年前の、昭和18年10月21日、出陣学徒壮行会が明治神宮外苑競技場で実施された。
戦局悪化の最中、兵力不足を補うために、時の東條内閣は在学徴収延期臨時特例を公布した。
それまでは、兵役法で旧制の大学・高等学校・専門学校の学生は26歳まで兵役を免除されて
いたが、戦局悪化で戦死者が増え、兵力不足を補うためだった。

同じ、10月21日には、台北(台湾)・京城(朝鮮)でも実施。その後、満州・上海・大阪
など日本各地で実施された。詳細は、下記で。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E5%BE%92%E5%87%BA%E9%99%A3
学徒動員は、どんどん拡大されて、中学生など子供たちまで勤労奉仕させられることに。
勤労奉仕の子供たちも、原爆の犠牲になったのです。
19日、戦没者学徒への追悼式が今年も行われたが、元学徒の出席者は2人。元学徒は90代
になり、多くが他界、出席者の大多数は、元学徒の子や孫世代。

出席された学徒のお一人は、「同級生は200人が戦死した。私は運が良かっただけ」、
「なぜ負け戦に挑み、若い命が失われてしまったのか。戦没者を追悼し向き合わなくてはいけ
ない」と、追悼の思いを、後世に引き継ぐ難しさを、にじませながら、お話しされていました。

出陣学徒壮行会という熱狂を演出し、犠牲を大きくした「東条英機の日本政府」。
傾聴ボランティアで訪問する特別養護老人ホームなどでも、戦争体験者が少なくなっています。
不戦の誓いが、届きにくくなって来ました。
だからこそ、安倍政権がごり押しして成立させた『集団的自衛権を含む安全保障法』の延長線
上にある「憲法9条改悪」を許してはならない。

戦死された学徒の皆様や、空襲・沖縄戦・原爆などで、亡くなった皆様に申し開きできない。

10月21日、「今日は何の日カレンダー」より
あかりの日(日本電球工業会など1981)、国際反戦デー
▲マゼラン海峡発見(1520)▲伊能忠敬全国地図の作成開始(1800)▲米総領事ハリス13代将軍家定に謁見(1857)
▲発明王エジソンが日本産の竹を焼いて作った炭素を用いた白熱電球を完成(1879)▲東京専門学校(早稲田大学
の前身)開校式(1882)▲野球の第1回早慶戦開催(1903)▲国家公務員法公布(1947)▲朝永振一郎ノーベル物理
学賞決定(1965)▲新宿駅でベトナム戦争反対を訴える学生等が暴徒化、700人以上が逮捕された「新宿騒乱」
事件(1968)▲銀座でウーマンリブ旗揚げ(1970)▲志賀直哉没(1971)▲巨人・長嶋監督が辞任(1980)
▲鈴木亜久里、日本人初F1で3位 表彰台に(1990)

平和への希い1302  親分子分

2018-10-20 08:25:23 | 日記
      平和への希い1302 戦後74年  
    親分子分     2018.10.20.

10月18日の日経夕刊の「明日への話題」で、作家の江波戸哲夫さんの「あんたが大将」に考えさせられた。
「トランプ・アメリカは、多国間のТPPも環境のパリ協定も蹴飛ばし、北米自由貿易協定を強引に改定したが、
どの国も、『もうアメリカとは付き合えない』と言わない。
極めつけは、イラン核合意からの離脱。さすがに、英・仏・独・露・中もアメリカに抗議したが、『イランと
付き合うなら、お前らも制裁するぞ』と脅かされたら、次々に、イランとの付き合いを自粛した。

アメリカの1の子分の日本も、石油をよその国から調達することにした。
ここに来て、習・中国がアメリカに代って世界の覇者を目指しているが、トランプ・アメリカの関税攻勢に会い、
困っている。
トランプ・アメリカは、断トツの市場と軍事力を持ち、世界の基軸通貨『ドル』を握っている。
『ドル決済も預金も封鎖するぞ』と脅されれば、どの国も企業も国際取引が出来なくなる。
『トランプ・アメリカの子分なんて屈辱的だ、手を切れ』という元気な日本人も多いが、私(江波戸さん)は
むしろ『近い将来、言論の自由もない中国が、アメリカを凌駕して、日本が中国の子分にさせられてしまうので
はないかと心配している」

と。
トランプ・アメリカは、エゲツナイ脅迫政策で、「強いアメリカ」を実現しようとしているのでしょうが、
「強いアメリカ」だからこそ、節度を持って、世界の平和に貢献すべきなのだがなあ、
と無力感のタメ息が
出ます。
ウォーキングちゅうに出会った花々です。

10月20日、「今日は何の日カレンダー」より
皇后誕生日、新聞広告の日(日本新聞協会)、リサイクルの日(日本リサイクルネットワーク会議)
◆土用(雑節の一つ。立冬の前十八日。冬の土用)
▲富士川の合戦で、源頼朝、平家軍に大勝(1180)▲鎌倉幕府が問注所(裁判所)を設置(1184)
▲文永の役(1274)▲二宮尊徳、没。70歳(1856)▲日本初の新聞と言われる海外新聞発行(1864)
▲メートル法条約に加入(1885)▲明治政府、元老院廃止(1890)▲日比谷公会堂開場(1929)
▲「きけ、わだつみのこえ」刊行(1949)▲日生劇場開場(1963)▲吉田茂元首相、没。89歳(1967)
▲北海道愛国駅で幸福行きの乗車券発売が300万枚を突破(1974) ▲初の小選挙区選挙(1996)▲伊調馨、
レスリング五輪4連覇で国民栄誉賞(2016)

平和への希い1301  異変、「うねり」??? 

2018-10-19 09:59:44 | 日記
     平和への希い1301 戦後74年  
   異変、「うねり」??? 2018.9.19.

この時期に、桜が咲き始めた。少なくても全国350か所でソメイヨシノが開花したとのこと。
神奈川など、海に近いイチョウが枯れて、紅葉狩りがピンチに。
今年は、長い酷暑に悩まされ、更に、大型台風に何度も襲われた日本列島。
桜の葉が、強風と塩害で、紅葉する前に散ってしまい、その後春の気温に近い日々が続き、桜が、「春が来た」
と勘違いしたらしい。
桜は、通常、秋に紅葉して、寒風で葉が落ちると、花をつける準備をし、寒い冬が過ぎ暖かくなると開花する。
イチョウは、強烈な台風が運んだ潮風に含まれる「塩」が当たった部分の葉が、枯れてしまった。
今年は、台風と同じ、北大西洋のハリケーン、インド洋のサイクロンも例年に無い強大勢力のようだ
CО2など環境汚染の影響もあるでしょうけれど、過去の災害の発生を見ると、
「生きている地球の営み」の、大きな「うねり」の中の一つの出来事なのかも知れません。


油圧機器メーカーのKYB社が、免震・制震装置の検査データを「改ざん」していたことで大騒動。
次々と出てくる、日本の経済を支えてきた大企業の不祥事、「企業の社会的責任」なんて言葉は死語になって
しまったのか、と憤懣やるかたない。
まさか、モリカケ疑惑で、財務省や、内閣府・文科省などの「文書改ざん」が、「大きなうねり」となって、
企業にも感染しているのでは、と思いたくないが、1強体制が陥る落とし穴にはまっていることは確かだ。

1強政権の安倍総理も、大企業のトップも、おべっか集団に囲まれた「裸の王様」になってしまい、
おべっか集団は、「裸の王様」に「気に入られること」だけのために働くようになってしまった結果のような
気がします。
童話の「裸の王様」は、最後に、子供に笑われて気付くのです。
トランプ、習金近平、金正恩、プーチン、新顔のサウジ・ムハンマドさん、など、ご用心を。
ウォーキング中に出会った花。

9月19日「今日は何の日カレンダー」より
苗字の日、トークの日(毎月)
▲パスカルの義兄ペリエが大気圧変化の実験に成功。これによりパスカルは大気圧の存在を実証できた(1648)
▲太政官布告により、平民も苗字が許される(1870)▲正岡子規、没。享年35歳(1902)
▲ディズニー製作の、ミッキー・マウスが歌うトーキー・アニメ映画「蒸気船ウィリー」が完成(1928)
▲初の臨時ニュースは満州事変の第一報(1931)▲人事院規制(公務員の政治活動制限)制定施行(1949)
▲原水爆禁止日本協議会(原水協)結成(1955)▲巨人軍の長嶋選手が、一塁ベースを踏まず幻の本塁打(1958)
▲種子島宇宙センターで、初のロケット打ち上げに成功(1968)▲福島県いわき市で「モスクワ国立ボリショイ
サーカス」の雄のライオン1頭がオリから逃げているのを近くの住民が見つけ、地元猟友会員が射殺(1992)
▲集団的自衛権を含む新安全保障法が成立(2015)

 平和への希い1300  身近な「慰安婦」問題

2018-10-18 11:17:22 | 日記
     平和への希い1300 戦後74年  
   身近な「慰安婦」問題   2018.10.18.

今日10月18日は、77年前の1941年10月18日、東條英機内閣が成立した日。
そして、東條英機内閣は、2か月後に、真珠湾奇襲で太平洋戦争を始めたのです。国民を目クラにして、
周辺の国々や国民を悲惨な戦禍に巻き込んだのです。
太平洋戦争が始まった1年後に、私は生まれました。
故郷は、長野市松代町。武田信玄と上杉謙信が戦った「川中島」の一角の地。前に千曲川、後ろに山山、
自然を取り入れた武田方の要塞「海津城」があった所です。江戸時代には、真田10万石の城下町でした。
(真田幸村の兄、信幸の城下町)
太平洋戦争末期に、この田舎町に、降って湧いたようなことが起き、慰安婦問題になる事態も起きたのです
敗色濃厚だった当時、軍部は本土決戦を行うことにより連合国側に「最後の打撃」を与え、「国体護持(天皇を
頂点とする国家体制の維持)」などのよりよい和平条件を得ようと考えていた。この決戦の指揮中枢を守るため
のシェルターとして松代大本営の地下壕が計画され、「松代」の山に「幻の大本営」を造り始めたのです。
巨大な地下壕掘削工事を指揮する人々のために「慰安所」が作られ、年若い朝鮮人女性たちが「慰安婦」として
性的サービスを強要されていたのです。
20歳前後の若い女性達は、「役場の人に特殊看護婦になれると言われて」強制的に日本に連れて来られた。

この歴史的事実は、掘削工事のために強制労働させられ、落盤事故で多数の命を落とした朝鮮労働者のウラミと
合わせて、
安倍政権が、「慰安婦問題日韓合意で、日韓間の慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決をした」を言い立て
れば立てる程、 韓国の皆さんの感情をサカナデするのです。

今年のノーベル平和賞のお一人は、過激派組織「イスラム国」に性奴隷として拘束され生還した人権活動家の
ナディア・ムドラさん。
女性の「性」を蹂躙する戦争。
安倍政権は、岸爺たちが起こした馬鹿げた戦争を心から反省して、
「慰安婦問題」を引き起こした戦争こそが諸悪の根源であることなのだから、戦争を無くすことに、一生懸命に
なれば、韓国の皆さんの「慰安婦問題」に対するお気持ちも徐々にほぐれていくのではないでしょうか。

憲法9条を改悪して、「集団的自衛権」を大義名分にして、アメリカと一緒に戦争できるようにするなんて
言語道断です。

松代大本営にご興味のある方は、http://www.matsushiro.org/daihonei/  でご覧ください。
ウォーキング中に出会った花です。

10月18日、「今日は何の日カレンダー」より
統計の日(1973)、冷凍食品の日(日本冷凍食品協会1986)、フラフープ記念日、頭髪の日(毎月)
▲初の全国的政党・自由党結成(1881)▲大隈重信、条約改正実現ならず(1889)▲発明王エジソン没84歳(1931)
▲東条英機内閣成立(1941)▲フラフープ発売、大ブームに(1958)▲旧ソ連、金星4号の軟着陸に成功(1967)
▲ミニの女王、ツィッギー来日(1967)▲アメリカの木星探査機「ガリレオ」発射成功(1989)

平和への希い1299  心理療法 「回想法」

2018-10-17 08:42:30 | 日記
     平和への希い1299 戦後74年  
   心理療法 「回想法」    2018.10.17.

昨日傾聴活動で訪問した、特別養護老人ホーム。
認知症が進んで、何を伺っても、「何が何だかわからない」という方と、お声掛けしても、お話の内容が理解
されているのか、いないのか、表情に全く変化が無い方、お二人と1時間、ご一緒しました。
このお二人と、お互いに快い1時間を共有することが出来るだろうか、不安でした。
昨日、読んだNHKラジオ深夜便10月号、五木寛之さんの「百歳人生」の折り返し方(その2)を思い出した。
その中の、「どんな方でも、豊かに積み重なった過去があり、振り返る時をもつ。『あの時は幸せだった』と
郷愁に浸ることが、どんな方にとっても、とても充実した、良い時間の過ごし方なのです」
という言葉に感動。
「心身の不具合を受け入れつつ、豊かな時間にするためのヒントは、『認知症状の緩和、高齢期のうつ予防に
有効と注目されている回想法という心理療法』で、『懐かしい思い出を言葉にすること、そしてそれが共感を
もって受け入れられることによって脳が刺激され、心の安定につながる』
という」、私達傾聴活動に通ずる療法
なのです。
「回想法では、記憶を引き出す小道具として、
 昔の着物や服、古い電化製品、おもちゃなど。実物が無かったら写真でも、具体物が無ければ、昔懐かしい
童謡や歌謡曲を歌ってみる。『おふくろの味』『正月の思い出』などテーマ設定する手もある。
要するに、「当時を懐かしく思い出させてくれる引き金になれば何でも良い
」のです。
今日、お二人と昔学校で歌った、春・夏・秋・冬の唱歌、「春の小川」「花」「こいのぼり」「茶摘み」「雨
雨降れ降れ・・・」「夏は来ぬ」「海」「赤とんぼ」「もみじ」「野菊」「お正月」「雪やこんこ・・・」
を、一緒に歌いましょうと始めたら、「何が何だかわからない」という方は、かなり正確に、表情に全く変化が
無い方は、声が良く出ないながらも、口パクでニッコリと歌出しました。

一曲歌い終わるごとに、お二人ともいい笑顔になるのです。
心理療法 「回想法」の力に感服しました。お二人の「あの時はしあわせだった」宝物の一つに触れたかも。
ウォーキング中に出会った花です。

10月17日、「今日は何の日カレンダー」より
貯蓄の日(貯蓄増強中央委員会)
▲「吾妻鏡」完成(1775)▲ショパン没(1849)▲学習院開設(1877)▲横浜で水道(1887)▲スエズ戦争勃発(1951)
▲「ラストエンペラー」愛新覚羅溥儀死去61歳(1967)▲川端康成ノーベル文学賞受賞(1968)