平和への希い1290 戦後74年
ノーベル賞、おめでとうございます 2018.10.8.
京大の本庶先生が、ガン免疫療法の開発でノーベル生理学・医学賞を受賞、おめでとうございます。
サラリーマン時代、5年ほど抗生物質の抗癌剤を作っていた製薬メーカーに出向したことがあっただけに、
凄く嬉しい受賞です。
抗癌剤は、癌細胞をやっつける「毒性」が生命で、その毒性が良細胞をも攻撃するので、吐き気や脱毛など
副作が強く、何とか「がん細胞」だけに抗癌剤を届ける手法はないかと大学や他企業と共同研究していました。
当時、抗癌剤として、免疫治療薬も研究されていました。
人間はじめ動植物や細菌・カビなどは、外部から入ってくる「外敵」から自分を守るために、防衛力が働く。
免疫細胞でガン細胞をやっつけようとするのです。即ち免疫機能です。
当時は、「キノコの菌」や「半殺しにした結核菌」などを体内に入れると、体は、「大変、異物が入ってきた」
と防衛体制が始動、異物をやっつけるための免疫機能が活発になる。
その免疫機能が活発になったことで、ついでに、もともと異物で厄介者の「癌細胞」もやっつけてしまえ、
という考えが主流でした。
クレスチンとか丸山ワクチンなど学会や国会で、「効く、効かない」問題の議論が沸騰、以降、この種の薬は
認可されませんでした。
京大の本庶先生が受賞された、癌の免疫治療薬は、まさに、発想の大転換。
「がん細胞だって生きて行くために、防衛体制すなわち免疫機能をフル活動させ、外敵(抗癌剤や人間の免疫
細胞など)から守る仕組み」を持っていることに着目し、がん細胞自身がもっている「免疫」仕組みをぶっ壊
してしまえば、ヒトの免疫細胞でがん細胞を死滅させられる、という考え方なのです。
がん細胞は自己防衛のために、ヒトの免疫細胞を活動出来ないようにするタンパク質を出す。そのタンパク質を
見つけ出し、そのタンパク質をぶっ壊すことで、ガン細胞をやっつけることに成功したのです。
このたんぱく質を発見したのは1992年。薬になったのが2014年。時間かけての地道な研究に拍手。
全てのガンに効くわけではない、全ての人に効くわけではないとのこと。「難しいもんだ」とウナッテしまう。
それにつけても、人類の「がん」である「戦争」やテロを無くす療法は出て来ないものか。
ウォーキング中に出会った花です。
今日は何の日?カレンダーより
足袋の日、木の日、骨と関節の日、入れ歯デー、米の日(毎月)
◆寒露(二十四節気の一つ。露が冷気にあたって凍りそうになる)●まりも祭(阿寒町)
▲岩倉具視を遣米使節に任命(1871)▲1875年、正式に日本の領土となった小笠原諸島、東京府に編入(1880)
▲国立公園第1回選定。阿寒・十和田・日光・富士・中央アルプス・吉野・熊野・瀬戸内海・伯耆大山・阿蘇・
雲仙・霧島の12個所(1932)▲文部省、教育勅語の朗読を廃止(1946)▲電球を1世帯に1個配給(1947)
▲佐藤栄作首相の東南アジア歴訪に反対する全学連学生が羽田空港付近で警官と衝突。学生1人死亡(羽田闘争)
(1967)▲佐藤栄作元首相にノーベル平和賞(1974)▲最古の石器、発見(1981)▲つくば科学万博、起工式(1982)
▲下村脩博士ノーベル化学賞受賞(2008)▲山中伸弥京大教授ノーベル生理学・医学賞受賞(2012)
▲世界体操選手権で、男子床は白井健三、女子床は村上茉愛が金メダルの快挙(2017)
ノーベル賞、おめでとうございます 2018.10.8.
京大の本庶先生が、ガン免疫療法の開発でノーベル生理学・医学賞を受賞、おめでとうございます。
サラリーマン時代、5年ほど抗生物質の抗癌剤を作っていた製薬メーカーに出向したことがあっただけに、
凄く嬉しい受賞です。
抗癌剤は、癌細胞をやっつける「毒性」が生命で、その毒性が良細胞をも攻撃するので、吐き気や脱毛など
副作が強く、何とか「がん細胞」だけに抗癌剤を届ける手法はないかと大学や他企業と共同研究していました。
当時、抗癌剤として、免疫治療薬も研究されていました。
人間はじめ動植物や細菌・カビなどは、外部から入ってくる「外敵」から自分を守るために、防衛力が働く。
免疫細胞でガン細胞をやっつけようとするのです。即ち免疫機能です。
当時は、「キノコの菌」や「半殺しにした結核菌」などを体内に入れると、体は、「大変、異物が入ってきた」
と防衛体制が始動、異物をやっつけるための免疫機能が活発になる。
その免疫機能が活発になったことで、ついでに、もともと異物で厄介者の「癌細胞」もやっつけてしまえ、
という考えが主流でした。
クレスチンとか丸山ワクチンなど学会や国会で、「効く、効かない」問題の議論が沸騰、以降、この種の薬は
認可されませんでした。
京大の本庶先生が受賞された、癌の免疫治療薬は、まさに、発想の大転換。
「がん細胞だって生きて行くために、防衛体制すなわち免疫機能をフル活動させ、外敵(抗癌剤や人間の免疫
細胞など)から守る仕組み」を持っていることに着目し、がん細胞自身がもっている「免疫」仕組みをぶっ壊
してしまえば、ヒトの免疫細胞でがん細胞を死滅させられる、という考え方なのです。
がん細胞は自己防衛のために、ヒトの免疫細胞を活動出来ないようにするタンパク質を出す。そのタンパク質を
見つけ出し、そのタンパク質をぶっ壊すことで、ガン細胞をやっつけることに成功したのです。
このたんぱく質を発見したのは1992年。薬になったのが2014年。時間かけての地道な研究に拍手。
全てのガンに効くわけではない、全ての人に効くわけではないとのこと。「難しいもんだ」とウナッテしまう。
それにつけても、人類の「がん」である「戦争」やテロを無くす療法は出て来ないものか。
ウォーキング中に出会った花です。
今日は何の日?カレンダーより
足袋の日、木の日、骨と関節の日、入れ歯デー、米の日(毎月)
◆寒露(二十四節気の一つ。露が冷気にあたって凍りそうになる)●まりも祭(阿寒町)
▲岩倉具視を遣米使節に任命(1871)▲1875年、正式に日本の領土となった小笠原諸島、東京府に編入(1880)
▲国立公園第1回選定。阿寒・十和田・日光・富士・中央アルプス・吉野・熊野・瀬戸内海・伯耆大山・阿蘇・
雲仙・霧島の12個所(1932)▲文部省、教育勅語の朗読を廃止(1946)▲電球を1世帯に1個配給(1947)
▲佐藤栄作首相の東南アジア歴訪に反対する全学連学生が羽田空港付近で警官と衝突。学生1人死亡(羽田闘争)
(1967)▲佐藤栄作元首相にノーベル平和賞(1974)▲最古の石器、発見(1981)▲つくば科学万博、起工式(1982)
▲下村脩博士ノーベル化学賞受賞(2008)▲山中伸弥京大教授ノーベル生理学・医学賞受賞(2012)
▲世界体操選手権で、男子床は白井健三、女子床は村上茉愛が金メダルの快挙(2017)