漂白の自由詩人 山頭火

種田山頭火は漂白の詩人で自由俳句を作った人

うしろすがたのしぐれてゆくか

どうしようもない私が歩いている

詩人　西行に逢いたい
詩人　芭蕉にあいたい

漂白の人は何時の世にも存在する。
冬の山道で草庵や小堂を見かける
と西行芭蕉山頭火に逢えるような
気がする。　長谷川博美


うしろすがたのしぐれてゆくか

どうしようもない私が歩いている
種田山頭火

さて昔つげ義春の漫画に漂白の詩人　井上 井月いのうえ せいげつ
が登場して、私はたいそう井月に心を打たれた記憶がある。山頭火
も井上 井月に影響されたと言う。長谷川博美

マナサスの曲「コロラド」の哀調に満ちた演奏と歌に感激！

マナサスの曲「コロラド」の哀調に満ちた演奏と歌に感激！
　自分自身が心より、そこはかと感激する名曲に巡り合う事は、意外にも
人生において困難な事である。マナサスと言うステイフアン、ステーブンス
を中心とするバンドが演奏する歌とハモ二―の美しさステールギターの哀調
を帯びた音色、間奏で奏でられるピアノの哀愁。ステーブンスの飄々とした
歌声、アコースティックギターの美しさは私にとり正に名曲と言えるものだ。
長谷川博美

國學院大学 我が師の書物を読み返す 国学とは何ぞや？

國學院大学　我が師の書物を読み返す　国学とは何ぞや？
大學を卒業して幾星霜、時は移ろいて時代はかわれども
私は文を読み返し国学とは何ぞやと考えるときもある。
学門とは流行やブームとは別の次元のもと考えます。

院友　長谷川博美

大英帝国の天才！ロックドラマー、ジンジヤーベイカー氏の訃報

※この記事は20019/10/7に書き直したものです。
大英帝国の天才！ロックドラマー、
ジンジヤーベイカー氏の訃報

ロック少年だった私は３人組ロック
バンドクリームに在籍していた
ベイカー氏の訃報に接して驚いた。
ジヤズドラマーとしてスタートし、
バスドラムが２個タムも２個づつ
ある。まるで人間2人が演奏して
いるかの如く聞こえる重厚な音圧
非常に高度な技巧を誇るベイカー氏
のドラムの音は少年の私には超人に
見えたものだ。氏の重厚なドラムは
ジヤズをスタートとしながらも後の
世のヘビーメタルのドラマー達にも
計り知れない影響を与えたほど優れ
た高い演奏能力だった。彼は曲によ
り様々なステック類やジャズ用シン
バルも併用する柔軟な演奏を見せて
くれた何よりも彼が放つドラム１音
が数人のドラマーに匹敵する音楽的
質感に圧倒されたものだ。ドラマー
を目指す人々の一種の目標や憧れの
存在でもあり稀代の名演奏家だった。

音楽評論家　長谷川博美


　

　
　

岩石に刻む人の心の跡 越前 近江

岩石に刻む人の心の跡　越前　近江
　人とは何人が何時の時代に彫刻したか解らぬ石仏を見たくなるものです。
漂白の思い、ふと私に湧きたち、越前へ近江へと石造美術を見学する事に
なりました。

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越前尺谷石製の秀逸な福井県敦賀市内の某石仏群！その高度な石刻技術
に驚愕すると同時に遥か室町の時代が忍ばれます。北国から近江湖南市
へと旅をすると柔和な磨崖仏の微笑が私を迎えてくれました。石仏の
左右には脇侍の意匠と思われる穴が穿たれています。さてもこの石仏の
柔和で穏やかな事、円く円く柔らかな微笑が人の心を温めてくれます。


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下から見上げる直立不動の凛とした磨崖仏の不動尊像は真っ直ぐな人の
心を思わせて頼もしく感じられます。私はこの磨崖仏の拝所の小屋で
休憩し暫し近隣に住む人と親しく会話を楽しみ、心の安息を得ました。

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磨崖仏から放たれる激しい威厳に圧倒されます。荒ぶる神を連想させる
この磨崖仏の御前には注連縄が張られてその神秘性を醸し出しています。
長谷川博美