滋賀県民必須! 山城見学の基本! 土塁観察! 堀切観察! その2
城郭イラスト動画上の文字クリック
◆質問者
20㎝にも満たない堀切痕跡を記録見学する意義?
◆長谷川
20㎝に満たない堀切痕跡だから見落としていては
冷静な遺跡見学は出来ません。20㎝の深さと現在
の現況になっていても400年500年の年月経過によ
りつまり経年変化により土砂堆積して浅い堀切を
考古学的に発掘すると城が存在した当時の堀の深
さや堀底から検出される堀切に架橋した柱穴遺構
も検出されます。従って軽微な堀切遺構でも見学
しておく事こそ城郭考古学の堅実な基本姿勢です。
◆しかし長谷川氏、田畑氏、宮本さんは、考古学や発掘経験が無い?
▼発掘現場の田畑氏 某所某県での大溝の発掘現場
◆長谷川
私達は普段他言しませんが考古学発掘の現場で
実際に発掘作業従事した経験はあります。現場
の表土掘削、遺構検出、遺物取上げ、土坑発掘
地面の層位、試掘坑、サブトレンチ「補助坑」
切り合い遺構、十字トレンチ断ち割りトレンチ、
地山、堆積層、粘土層、砂礫層、シルト層1や
シルト層2、風倒木土坑発掘、土砂土器の流込み
撹乱土坑、逆転層、朱銀層、金属酸化物そして
坪型土坑、大溝遺構の発掘なども体験してます。
◆長谷川
ここで話題を変えますが上記佐目の城のイラスト
の堀切土橋の図と、下記某城の堀切と土橋の写真
を比べて観察する事もお勧め致します。堀切です。
◆長谷川
民俗学、歴史地理、文献資料、城郭研究、考古学
それら多角的な見識に立脚した上で総合的民間学
として、目立たず、誇らず、驕らず、慎ましやか
に活動を継続しています。どうぞ宜しく御理解を
◆前回と投稿は土塁でしたが余呉城郭研究会は
土塁見学を重要視していますか!?
◆長谷川
城郭見学の基本は堀や堀切の見学です是を実施します。
2020年10月17日 滋賀県長浜市余呉町
堀秀政 東野山城見学会 余呉城郭研究会
☎予約 0749-86-4145 ウッデイパル余呉 城郭係
▼東野山城の土塁を背にして記念撮影 余呉城郭研究会