いとう大の徒然日記

神栖市を今より少しでも発展させて、次の世代に引き継ぎたい!

なし崩し

2010-11-10 08:25:32 | 国政・県政
民主党の目玉政策であった子ども手当。

今さら言うまでもありませんが、所得制限などもなく、中学生以下の子供に一人当たり月額26,000円を支給するはずだったこの制度。


当初から制度的にも財源的にも、かなりの無理を感じていた方も少なくないと思いますが、結局、事業仕分けをやっても財源は捻出できず、予算の組み替えも上手くできず、支給額は半分の13,000円となり、あとは保育所整備などの「現物支給」とのことでした。

(個人的には子ども手当はすぐに廃止して、「現物支給」の方に力を入れた方がいいと思っていますが…)


さらに、最近になって所得制限を設けることや、年齢制限を設けて3歳未満に限り20,000円への引き上げなどが検討されているようです。

もはや、原形をとどめていません。


それまで政権を担当した経験がなかったわけですし、また、初めての政権を取るために多少の風呂敷は仕方ない面もあったとは思いますが、だからこそ、その中で実際に実現することが難しくなったものについては、謙虚に認めるべきところは認め、修正すべき点は強がることなく、きちんと説明をしてから修正する。

この他にも普天間や八ッ場ダムなど、当初の想定どおりに行かなかったものもすでにありますし、今後も出てくるかもしれませんので、そういう手続きをきちんとした上で、再出発した方がいいのではないかと思っています。


もちろん、それを国民が許すかどうかは、また別の問題ですが…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする