いとう大の徒然日記

神栖市を今より少しでも発展させて、次の世代に引き継ぎたい!

新庁舎??

2012-03-08 16:46:55 | 政治活動
今朝の茨城新聞によると、神栖市が市の本庁舎について、老朽化や耐震性などの問題があることから、平成24年度中に市民や有識者15人程で構成する「市庁舎の整備に関する懇談会(仮称)」を設置し、新庁舎も視野に入れて今後の整備方針を決めていくとのこと。

また、担当者からは「市庁舎は防災センター的役割を担う強固で安全な建物でありたい。震災を経験した市民の思いをくみ取りながら、市庁舎の在り方を考えていきたい」というコメントもあったようです。

(ちなみに現在、市の本庁舎は避難場所には指定されていないとのことですが…)


現在の庁舎は、震度6の地震で倒壊の恐れがあるとのことで、以前から耐震化の必要性があることは認識していましたが、一気に新庁舎の話が出てきたことについては、かなり唐突な感じもします。

ましてや、今度設置しようとする懇談会に関する予算については、明日から始まる3月議会で審議されるものであり、その議論を待たずに新聞報道がなされたことについては、強い違和感を感じます。

もし、この予算が議会で否決されたら、神栖市はどうするのでしょうか?


私は、新庁舎の建設そのものに反対という立場ではありません。

しかし、予算には限りがあり、物事には順序というものがあります。


本当に今、新庁舎の建設を優先すべきなのか?

それよりも、昨日取り上げた津波避難タワーなどの避難場所を、数多く整備することを優先した方が良いのではないか?

やはり以前から耐震性の問題が指摘され、建て替えの検討に入っていた波崎総合支所はどうするのか?


また、さまざまな議論をする前に、なぜマスコミを優先したのか?

各議員からも、この件についての意見があるかもしれませんので、議会での議論の中で、それらを聞いてからマスコミに流しても、決して遅すぎるということにはならなかったと思います。

議会での審議もこれからであり、ましてや市民を交えた懇談会も、これから設置しようとしている段階で、”新庁舎”という言葉が出てきてしまうのは、それが一人歩きしてしまう可能性もあり、決して好ましいことではないと思います。


最近、以前に比べると神栖市がマスコミに取り上げられることも増えてきましたので、それはそれで良いことだとは思いますが、”順序”を間違うと大変なことになる可能性があるということも、市の担当者には十分認識していただきたいところです…
コメント (6)
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