いとう大の徒然日記

神栖市を今より少しでも発展させて、次の世代に引き継ぎたい!

津波避難訓練②

2012-03-17 00:02:33 | 政治活動
東日本大震災から、ちょうど1年となる3月11日に実施された、津波避難訓練に参加しました。

今回の訓練については、趣旨はとても良いことだとは思いますが、その中身については問題点もあり、「昨年の震災の時に実際に津波被害があった場所を、なぜ通行させるのか?」「震災で被害があった所に、なぜ避難させるのか?」「耐震的に問題がある建物に、なぜ避難させるのか?」などについて、議会で指摘させていただきました。

今回は初めての試みということではありますが、今後はそのあたりについても十分押さえて欲しいところです。


実際に参加してみての課題もありました。

私が避難したアトンパレスホテルさんについては、私が徒歩で避難したところ、すでに多くの皆さんが避難していて入口が混雑し、中に入れず…

今回はホテル内の避難の場所を、業務に支障が出ないようにするためか、かなり限定していたこともありますが、もし実際に津波が来ていたら、私は流されていたかもしれません…


また、実際に中に入ってみると、明確な階段の表示がなかったことから、多くの方から「階段はどこ?」との声が…

これも、実際の避難の時であったら、皆さんがパニックになる可能性が極めて高い状況です。

このあたりは、避難場所の方にも、さらに踏み込んだお願いをして、ご協力いただく必要がありそうです。


また、アトンパレスさんの前には、現在整備中の防災公園がありますが、大野原側から防災公園に避難しようとすると、国道を横断する必要があります。

しかし、昨年の震災では、停電して信号が止まりました。


となると、実際の避難を想定すると、国道を走る自動車と、そこを横断しようとする歩行者のいずれかが、ストップすることになります。

そうならないように、歩道橋などの整備も必要になりそうです。


なお、このような課題は、各避難場所ごとにそれぞれあったと思います。

それらについては、きちんと取りまとめて今後に生かすよう、市の方に求めてあります。


いずれにしても、訓練を行って満足することなく、どれだけ実際の状況を想定して、そこに近づけた訓練をするか?そうしなければ、その効果や意義は薄いものになってしまいます。

今回の課題を、必ず次回の訓練に生かさなければなりません。
コメント (8)
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