「広報かみす」３／１５日号

が今朝、新聞折込されていましたが、それを開いて驚きました。

「地域包括支援センターの委託開始」という記事があったからです。


これは、一部の地域について、地域包括支援センター業務を済生会に委託したという趣旨の内容となっていました。

何に驚いたのか？


それは、この件については、平成２５年度予算案に計上されており、その予算案の審議を今日、今から、私が所属する教育福祉委員会で行う予定になっていたからです。

つまり、議会での審査をする前に、ましてや議決を得る前に、広報誌に掲載してしまったということです。


これは、議会軽視どころか、議会無視ということになります。

今までも、同じような例はあり、その都度、指摘をしてきましたが、なかなか改善されません。


もちろん市としては、この事業が必要で、今回広報誌に載せなければ、市民生活に不利益が生じる可能性があると判断をしての対応だとは思いますが、その事業が必要かどうかは、市だけが判断すべきものではなく、議会がそれをチェックし、同様の判断を下した場合に、初めて前に進められるものです。

そのために議会があるわけですが、今回はそれが完全に無視された形となりました。

（もし、議会で否決されたら、どうするつもりだったのでしょうか…）


結果として、事業自体に問題があるとは思いませんが、少なくとも議決を得る前に広報誌に掲載しなければならない事情があるとするならば、それを議会側に説明するなどの対応をすべきではなかったかと思います。

スピード感を持った業務も大切ではありますが、ルールを無視してまでのスピ－ド感では、”暴走”になってしまいます…