いとう大の徒然日記

神栖市を今より少しでも発展させて、次の世代に引き継ぎたい!

新たな心配

2018-02-21 08:28:48 | 神栖市


神栖市が、平成30年度予算案に、鹿島労災病院の建物について、施設構造や改修時の経費などの利活用調査費として、896万5千円を計上したとのこと。


「鹿島労災病院を神栖市が買い取って、医療・福祉・介護の拠点にする」というのは、石田市長の公約です。

これは、現在進められている、神栖済生会病院と鹿島労災病院の統合が完了した後に、空いた労災病院跡地を市が買い取るということで、まずはその第一歩を踏み出そうということだと思いますが、そこで押さえておかなければならないことは、そもそも、労災病院を市が買い取るという話が本当に進んでいるのか?


また、買い取る費用と財源はどのように想定しているのか?

石田市長は当初、防災アリーナの規模を見直して、そこで浮いた分を医療関係に回すとしていましたが、茨城新聞の記事にもあった通り、アリーナの規模見直しは困難な状況となり、よって、そこからの財源捻出も困難になった今、それに代わる財源を先に示す必要があるのではないかと思います。


また、今日まで多くの皆さんが努力をしても十分ではなかった医師等の確保を、本当にできる目途が立ったのか?

労災病院を市が買い取ったとしても、中で働く人材を確保できなければ、建物は単なるお荷物になり、アリーナの住民投票にかけた3000万円に続き、新たな無駄金を積み重ねることになってしまいます。


それらが、きちんとできたとして、今度は労災病院の建物改修費とその後の毎年の維持費を神栖市が負担していくことになります。

これで、健全財政を維持しながら、新たな医療・福祉・介護の拠点ができれば、素晴らしいことですが、まだその行く末が全く見えてこないので、心配です…


この予算案は、神栖市議会の3月定例会で審査されます。

どのような議論がなされるか?注目しています!
コメント
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