昨日、茨城新聞社主催の鹿行政経懇話会が、鹿島セントラルホテルで開催され、私も出席しました。
講師は、上智大学国際教養学部教授 中野晃一氏。
演題は、「自民党結党60周年:保守政治のゆくえ」
本年11月で結党60周年を迎える自民党。
その自民党が行ってきた保守政治も、今と過去では異なるとの指摘がありました。
戦後保守の中心である、田中角栄や大平正芳らが、保守本流。
一方で、福田、中曽根、三木らが、「保守傍流」
その流れを変えたのが、小泉純一郎の「自民党をぶっ壊す!」
これは、自民党自体をぶっ壊すのではなく、それまでの田中角栄の流れを組む政治をぶっ壊す意味であったとのこと。
また、安倍首相とその祖父の岸信介の違いとしては、岸信介の経済政策は社会主義的であり、一時、社会党に入党しようとし、断られたとの意外なお話もありました。
また、小泉純一郎以降の自民党外交を、「アメリカ追随」と指摘。
この考えは、安保法案とも関係があるとのことでした。
講演時間は、1時間30分でしたが、お話が全体的に具体的でわかりやすかったため、あっという間に過ぎた印象でした。