昨日の空を飾ったのはハロ・・それともアーク

　空にかかる虹色の弧。上空を飛ぶ航空機が空に白いラインを引いていく。ラインが虹色に突き刺さった。昨日の空には飛行機雲が良く見えた。

　虹色の太陽の周りをぐるりと囲めばハロだが、この虹の弧は、時間が過ぎても上方の弧しか見えない。ハロとは違うのかもしれない。

　何となく情報に弧を開いた雰囲気に見える時もあった。そんなことからこれは、ハロと接する軌道に反対向きに虹色の弧を開くアークかもしれないと思うようになった。

　また、雲を引きずりながら飛行機が虹色の弧をかすめた。

　様々な絵を空に描いたこの虹色の弧は、林の陰に太陽が没する頃まで見えていた。

　さて、我が家での日の入りは早い。西側に林があるからだ。今の季節だと、午後4時頃だろうか。

　このため夕焼雲は見えるのだが、日没間際に何が起きても知ることは出来ない。そんなことをこの日は思い知った。

　午後5時少し前、自宅から車で用事を済ますために出発した。途中、遠くの山に沈もうとする太陽の残照が見えた。その太陽の左側には虹色の雲が浮かんでいる。

　幻日だ。朝や夕方、太陽が傾いている時に見えやすい現象だ。それにしても、今日の幻日は、大きくて美しかった。

　ついでなので、夕陽を追って移動してみた。

　茜色に空を飾りながら、静かに、静かに、沈んでいく太陽。昨日も、いろんな現象で楽しませてくれた。ご苦労様。感謝の気持ちを捧げたい。