伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

ウグイスの眉毛 / 18歳選挙権 / 意見書 / カワラヒワ

2016年06月08日 | 日記
 いた、いた。

 今朝の愛犬の散歩も、とても小鳥のさえずりが少ない感じがしました。繁殖期が終わって、テリトリーを向きに守らなくても良くなったからなのか・・。

 一頃は4ヶ所ほどで聞いたウグイスの声もめっきり減った感じ。それでも先だってウグイスの写真を撮った松の枯れ木の方から、さえずりが聞こえてきました。近いだけに大きく響きます。

 見ていると隣の杉の木から枯れ木にウグイスが飛び移りました。距離にして20m程離れているでしょうか。もっとかなー。いずれにしても離れすぎの感がある距離です。先だって撮った時は片手での撮影。出来栄えは満足できるものではありません。両手で撮れば良くなるかもしれないと反省していたので、今回はこの反省をいかしました。

 その結果が次の写真。昨日のブログにも書いたホキチョ君(さえずり声)です。







 上から光学での60倍ズーム、下の2枚はデジタルも加えた200倍、いや100倍だったかな。写りのかげんは、片手か、両手かの問題ではなく、明るい空を背景にした逆光気味でのプラス補正、それと距離の影響が大きいようです。

 次はもっと条件の良い所で出会おうね。そう念じます。

 ただこの写真を見ていて発見がありました。目の上の白い部分(眉斑というのかな)の羽がたって眉毛のようにみえているのです。図鑑の写真は必ずしもこういう姿ではないので、この個体だけの特徴なのかもしれませんけど・・。

 やはり昨日もウグイスがいた道路脇の木に小鳥の影が見えました。スズメのようです。2羽が仲睦まじく並んでいます。時おり相手の顔を覗き込むよう。ペアなのかな。



 季節のあゆみに合わせて出会う昆虫も変わっていきます。きょうはハラヒロトンボがいました。メスですね。



 自宅近くで今年初のカノコガも見かけました。



 ご近所さんが育てている花にこんな花がありました。



 トリアシショウマの変種かと思いました。でも聞くとアスチルベという名だとか。調べると、ショウマ、アワモリソウ、アケボノショウマという別名を持つとありました。トリアシショウマの仲間なんですね。

 さて、そういえば昨日、議員だよりの記事が足りないと連絡があったことを思い出しました。40行程のスペースが空くというのです。さて何を書こうか。新聞を開くと、今年、参議院選挙で初めて選挙権を手にすることになる18歳と19歳のネットアンケートに関する共同通信の記事が載っています。

 これをテーマにしよう。決めました。以下がその記事。



政治を分かりやすく伝える努力が問われる


 新しく選挙権を得る18歳、19歳を対象にしたネット調査を共同通信が行いました。



 報道では、直近の参院選に「関心がある」のは、「ある程度」を含め、49・6%、「ない」は「あまりない」を含め50・4%という結果。

 また、投票に「必ず行く」は「つもり」も含め52・2%、「行かない」は「つもり」も含め24・7%となっていました。

 若者の政治離れが言われる中で、心強い結果と言えそうですが、半数が、関心がなく、投票に行く以外の回答をしている点に注目が必要です。

 回答では、政党が若い人に政策を「わかりやすく訴えていると思わない」が88・3%だったといいます。

 選挙管理委員会など一般的な選挙啓発はもちろん大切です。しかし、支持を訴える側の政治を分かりやすく伝える努力が問われているようです。

 参院選は22日公示、7月10日投票。そして9月11日には、いわき市議選が行われます。私たち市議会議員にとっても大きな課題です。




 記事は市議会の控室で書いていました。空には雲がかかっています。1ヶ月前なら窓から太陽が見えていました。でも、夏に向かって高度を上げつつあるため議会棟のほぼ真上にあります。空には雲がかかり太陽の光を和らげ、雲は虹色にそまっています。

 でも残念ながら写真にその色が出ません。



 記事に引き続き、今日が6月定例会の提出期限となっている意見書案の起案と検討に入ります。新たに、消費税増税、沖縄基地、介護職員の待遇改善に関する意見書を提出することにしました。

 以下の内容です。手許にデータがある分だけ紹介します。




沖縄県に計画される辺野古基地の建設計画を撤回することを求める意見書(案)


 沖縄県で普天間基地の代替基地として名護市辺野古沖に計画される基地について、6月5日投票の沖縄県議選では、代替基地建設に反対する議員が23議席から27議席に増える結果となり、衆議院選挙、沖縄知事選挙、そして今回の県議会議員選挙と、三度、米軍の基地の県内移設反対の県民の意思が示されました。

 今回の選挙は、翁長沖縄県知事が2014年11月の知事選で当選してから初めての県議選でした。翁長県政の「中間評価」ともいわれたこの県議選で、与党議席が改選前から議席を上積みし、過半数を確保したことは、辺野古新基地建設をあくまですすめようとする国のやり方に反対する沖縄県民の確固とした意思を表示したものであることは明白です。

 普天間基地の返還に日米が合意してから20年たちました。しかしこの間、まったくこの問題が動かないのは、国が辺野古新基地にこだわり続けるためです。これにこだわることなく、国外移設も含めて幅広く対応してこそ日米合意を実現する道につながります。

 県議選直前には元米海兵隊員の軍属による「女性遺体遺棄事件」が起きました。また、投票日の朝には、米海軍兵士が飲酒運転で県民に重傷を負わせ逮捕される事故が発生しました。これらの事件で、沖縄県民は米軍基地の存在に不安をいっそう高めており、この解消を図ることは国の責任です。

 これまで、米軍の綱紀粛正や、日本政府の防犯強化による再発防止策がとられても、これらを解決することができなかったことからしても、事件のおおもとにある基地の存在そのものに、あらためて焦点をあてて対応することが求められています。

 地方自治はもともと、その地方の運営を地方の住民の意思に基づき行うことです。その地方の住民が三度にわたって代替基地建設ノー、普天間基地の県内移設ノーの審判を下したことを尊重することが国には求められています。

 したがって国においては、沖縄県民の意思に従って、普天間基地の県内移設・辺野古基地建設計画を白紙に戻し、普天間基地の廃止や国外移設も含めた対応策を検討することを強く求めるものです。

 以上、地方自治法第99条にもとづいて意見書を提出します。




消費税率10%への増税は延期でなく中止を求める意見書(案)


政府は、来年4月に予定した消費税率の10%の引き上げを、2年半延期することを決めました。

会見した安倍首相は、日本経済にとっての新たな下振れリスクやデフレへの逆戻りというリスクに対処するために、「アベノミクス」を加速し、この秋には大胆な経済対策を実行すると国民に表明し、不透明感を増す世界経済のもとで「内需を腰折れさせかねない消費税率の引き上げは延期すべきであると判断した」と、その理由をのべています。

 しかし、消費税を延期せざるを得なくなった最大の理由は、3年半にわたる「アベノミクス」でもいっこうに景気が良くならず、特に一昨年4月に消費税の税率を5%から8%に引き上げた結果、消費の落ち込みが予想以上に長引いていることにこそあります。

勤労者の実質賃金は2015年度まで5年連続のマイナスで、国内総生産の約6割を占める個人消費は消費税増税後の14年度、15年度と2年連続マイナスとなっています。

 一昨年秋、消費税増税を1年半延期した時、安倍首相は必ず増税できる経済状況をつくるとして、増税法案から景気判断条項も削除して、「リーマン・ショックや大震災でも起きない限り」増税すると主張してきました。それから1年半余りで再び消費税増税を延期せざるを得なくなったのは、アベノミクスが成果をあげることができなかった結果です。

 これまでアベノミクスは、地方ではその効果を実感できることはなく、その加速を図ったとしても、住民の暮らしがよくなり、消費が回復する見通しは出てきません。また、延期されたとしても、予定される消費税増税は、それに向けた警戒感から消費を絞る結果を招くことは明らかで、増税されるならば過去の例を見ても、国民の購買力低下、法人税などの減収を招くなど景気に大きく影響を与えることになります。

したがって消費税増税は、延期ではなく、増税を中止することこそが、経済リスクを克服することにつながるものと考えます。

以上のことから、消費税増税は延期ではなく中止することを求めます。

以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。




 続いて議会事務局に言われていた文書にとりかかりました。先月開いた議会報告会で、班としての報告書は記録担当の議員さんがまとめて提出していくれていました。これとともに、議会報告会のあり方に関して班会で出された意見を任意の様式で提出してほしいと言われていたのです。

 「参加者が求めているのは議員との対話にあるようだ」という意見など大別すると3点程の意見があったので、それをまとめた文書を作成し事務局に提出。後日、これら各班から出された意見が集約され、私が委員長をつとめる議会改革検討委員会の議題にのぼることになるんですよね。さて、各班からはどんな意見が出されたのか・・。

 これで積み残されていた課題は終了です。やっと来週月曜日に予定される自分の質問の原稿書きが始まりました。夕方まで書き続けました。しかし道半ば。明日以降も原稿書きが続きます。

 夕刻近く、草刈りがされた窓の外にカワラヒワがやってきました。ブタナの種を一生懸命に食べています。





 向こうの草むらの中でネコが何かを食べている。もしかして小鳥を捕まえた・・?

 夕刻担って帰宅。途中本屋さんによって「日本会議の研究」を購入しました。同会議が出版社に抗議したことを空きっかけにブレイクし初版は売り切れ。1ヶ月近くすぎて再び店頭に並んだ新書本です。店内をめぐっていると「雑草や野草がよーくわかる本」という図鑑がありました。ペラペラめくっていると、いま現在所有している図鑑より探しやすい感じ。合わせて購入することにしました。

 店外に出ると夕陽が真っ赤に染まっています。良いロケーション。でもその夕陽の真中を電線が分断している。どこか良い場所がないかと車で移動している間に、雲の下に隠れてしまいました。

 薄ぼんやりと朱く染まる空をみながら遠野まで。午後7時近くなっているのにまだ明るい空。上限の月が空に浮かんでいます。



 天頂近くには赤い星が雲の隙間に見えていました。地球に接近しているという火星に違いありません。雲と火星。これも良い組み合わせと思い写真を撮ろうとした時には、火星は雲の影。待てど暮らせど姿を見せません。

 あきらめた・・。 


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