伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

ハロ

2021年05月06日 | 
 愛犬の散歩に出かける。

 ホートッポジージョ。いつものようにウグイスのさえずりが聞こえるが、いつもいる場所にキジはいない。出かけた時間がいつもの時間より早いので、キジの行動との間にズレが生じたのかもしれない。

 ここまで来た時に、キビタキのさえずりが聞こえた。



 後方の林の中から聞こえてくるのだ。

 ジュエリー、フィッチリーノ、フィッチリーノ、フィッチリーノ・・

 別のパターンもあるのだが、キビタキのさえずりをこのように聞きなした。さえずりはフェードアウトするように、最後は林の緑の中に溶け込んでいく。

 昨日までは、この林と市道を挟んだ反対側の林の中でさえずっていた。同一のキビタキなのか、別の個体なのか、それは分からない。ただ言えることは、透き通った穏やかなさえずりは、林内に静けさを加える。

 この後、おそらく、再びまみえることができないだろう場面に出くわした。

 散歩の折り返し点近く、いつものハス田。



 愛犬とともに、このハス田に近づいた。ハス田の出前で、道路は右に大きくカーブし、右側は柳類が生い茂り、見通しが悪くなっている。このカーブを曲がりきった時に、バタバタバタ、キジが飛び立ち、茂みに飛び込んでいったのだ。

 虚をつかれ、この飛翔をあっけにとられて見守っていた。

 そこが素人なんだと、後につくづく悔やまれた。望遠ズームを装着した一眼レフを首にぶら下げ、バック内にはコンパクトカメラも入っている。飛翔する姿を見たら、カメラで追いかけれればいいのだが、〝無理〟の思いがあり、キジの飛翔を、ただただ見守っていたのだ。

 その後だ。視野の左上に、明るい金属光沢を持つ飛翔物が飛び込んできた。その瞬間、脳裏に浮かんだのが「カワセミ」の言葉。
 このカワセミは、一直線に後景にある茂みに飛び込んでいった。

 キジの飛翔の段階でカメラを構えていれば、少なくとも、カワセミの飛翔を捉えられたかもしれない。しかし、そうはできなかった。次からはボーッとした対応となることがないよう、俊敏に対応したいものだ。

 帰り際、昨日は気づかなかったキンランの開花に気づいた。





 最後まで咲き尽くして欲しいものだ。つまり、誰もここから持ち去らないで欲しいということなのだけれど。


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