伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

よく最後までがんばりました / 小学校入学式

2017年04月06日 | 学校教育
 いわき市では、きょういっせいに小中学校の入学式でした。

 午前10時、上遠野小学校の入学式に出席しました。

 入学生は男の子が11名、女の子が11名の計22名。6年生と手をつないでの入場です。この対比がすごい。子どもたちって6年間でこんな成長するんだ。感心しきりです。

 入学生の呼名に続く式辞で、この4月から転任したばかりの校長先生が、子どもたちに「できるようになったこと、分かったこと、なんでもたくさん教えてください」と話し、3つのことを約束してください、と呼びかけました。

 一つは、あいさつ。相手よりも早くあいさつをするよう、校長先生と競争しようと話します。二つ目に目を見て話を聞くということ、そして3つ目に事故にあわないよう気をつけ命を大切にしようということ。

 新入生の子どもたちに、この言葉はしっかり届いたでしょうか。

 そして来賓祝辞ではPTA会長とともに私も壇上に上がりました。

 いつも悩むのが、この子どもたちに何を話そうか、ということですが、ま、何とか祝辞を終えることができました。

 在校生を代表して6年生の女子児童が、「歓迎のことば」を贈りました。

 学校は勉強するだけでなく、友達と遊んだり、運動会や演奏、学習発表会などの楽しい行事もあるし、勉強を先生方は野菜く丁寧に教えてくれるので安心してくださいと話し、困った時には上級生が手を貸すので相談してくださいとやさしく話しかけていました。そして「上遠野小学校の自慢は、あいさつができ、笑顔が素敵なところです。いっしょに楽しい学校を作っていきましょう」と、まだまだ幼さを残す新しい仲間を歓迎していましたけど、そこはやっぱりたくましい上級生です。

 支給される教科書の授与や交通安全協会や防犯協会からの記念品の授与は、新入生の出番です。

 代表が受け取りに行くわけですが、緊張しているんでしょうね、手足の動きがどこかぎこちない。



 でも、ものおじせずにスタスタと普段と変わらないウォークを見せる子もいて、その度胸の良さには舌を巻きました。

 教科書を受け取る時に、校長先生は「一生懸命、勉強してください」と声をかけました。「ありがとうございます」。しっかりと返事をする代表の子。立派なご返事でした。

 私の祝辞は次の通りです。



   祝   辞

 上遠野小学校に入学されるみなさん。おめでとうございます。

 私は市議会議員の伊藤浩之といいます。みなさんは、市議会議員って、どんな仕事か分かりますか。

 分からないよね。もう少し大きくなったら勉強してくださいね。

 きょうはみなさんが小学校に入学することをお祝いするためにやってきました。

 それで私、「ほんがすき!」という絵本を持ってきました。



 主人公の子グマのエンマ君が、テレビが映らないものだから駄々をこねてしまいますが、お母さんが本を読み聞かせると、これが気にいって、何度も読むことをせがみました。

 そして・・エンマ君はお気に入りの人形を抱いて・・(以下、抜粋です)

「こんどは わたしが ミリーちゃんに読んであげましょうね。」
そういって エンマは さっさと じぶんの へやへ いきました。

しばらくして、おとうさんんが テレビの うつらない わけを みつけました。

「おーい、テレビを なおしたぞ!」 でも、エンマは へやから でてきません。

エンマは ほんを よむのに むちゅうでした。


 みなさんも本を読めば、きっとエンマ君のように、お気に入りの本に出会うと思います。小学校には図書室もありますから、たくさんの本を読んで、お気に入りの本をたくさん増やしてください。

 次にみなさんとは、運動会や、学習発表会などで、お会いできると思います。その時に、元気なみなさんに合うことができるといいなと思っています。楽しく、元気に学校生活を送ってください。おめでとうございます。
 
 保護者のみなさま。お子様の入学おめでとうございます。きょうの晴れの日を迎え、さぞやお喜びのことと思います。

 小学校の時代、子ども達の成長には目を見張るものがあります。今は成人していますが、私の子ども達もこの小学校で学び、ごみの分別を学んだ時には缶は洗って捨てないと処理する人が大変などと注意をすることがありましたが、学んだことを素直に吸収して育っていきます。

 その素直な育ちを支えるためにも学習環境の向上が大切ですが、この間、市は教育面では学校図書館司書の配置や、保健室だけですが、エアコンを設置して熱中症対策をとるなどの施策をすすめ、また本年度からは、保護者のみな様や議会の要望を受けて、小学校5年生、中学校2年生で実施される体験型経済教育において、施設を活用する際の交通費補助を実施することになっています。子ども達の教育環境整備は、今後とも大切だと思います。みなさんの声を市政に届けて、市の事業に生かしていくために市議会としても努力をしていきたいと思います。

 また教職員のみな様には、子どもたちをしっかり導きくださいますよう心からお願いして、本日のお祝いとしたいと思います。本日はおめでとうございます。

2017年4月6日
いわき市議会議員 伊藤浩之 





最新の画像もっと見る

コメントを投稿