伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

張り紙でカラス撃退のニュースをネタに祝辞

2017年05月26日 | 日記
 しんぶん赤旗を配達しながら、先々週、議員だよりに書いた野生ザルに対応注意の記事が、結構話題になりました。情報によると、最近は鹿島地区に目撃例があるらしく、あちこちを渡り歩いている状況にあるようです。も

 これじゃ、捕獲用のワナをかけてとらえることも難しいでしょう。犬のペットフードがごちそうと覚え、人がいるところに出没し、これまで子どもたちに被害を出してきたサルです。何か人に大きな事故をもたらす前に捕獲されればいいのですけど。

 午後には遠野支所で遠野地区防犯協会と遠野地区交通安全協会の総会が開かれ、冒頭あいさつをさせていただきました。こちらではサルならぬ、カラスの話題を使わせていただきました。



 本日は総会の開催おめでとうございます。

 また日頃からのご活躍に感謝を申し上げます。

 最近、私、面白いニュースを聞きました。

 カラスのニュースです。

 東大の海洋研究所が、岩手県の大槌町にあるのだそうですけど、ここは津波で被害を受け、1階は窓もドアも破れたまま、2階と3階を使って研究活動をしているのだそうです。

 ところがこの1階にカラスがやってくる。困ってしまった研究所の人が、宇都宮大学の造詣の深い先生に相談したら、「カラス侵入禁止」と書いた張り紙を出したらどうですとアドバイスをいただいたそうなんです。

 カラスが字を読めるはずもないのにどうなんだろう。半信半疑ながらやってみた。そしたらピタッとカラスが来なくなったというのです。

 カラスは以前から頭の良い鳥と言われており、仙台などではクルミを車の前に落として、タイヤで割らさせて中身を食べてしまうことを覚えてしまった、なんていうことなどが知られていますが、今度は字まで読むようになった。大変なことです。人類にとって最大の敵になりうるのじゃないか、そんな風にまで思えてきます。

 でも字を読めるわけではない。張り紙に人が関心をもって視線を送る。この視線がいやで近寄らなくなるんだそうです。

 関心を持つこと。これがポイントだったんですね。

 以前、市の暴力追放大会の記念講演会で割れ窓の理論というお話がされたことがありました。

 ニューヨークの実践だったと思うのですけど、荒んだ地域で割れた窓ガラスを直し、地域をきれいにしていったところ、犯罪が劇的に減ったというんですね。地域に感心を持ち、その改善に取り組んだ結果です。

 みなさんの活動を通じて住民のみなさんが地域に感心を高め、安全安心が拡大してきたと思います。これまでの活動に感謝を申し上げながら、今後ともみなさんの取り組みがいっそう前進され、遠野町の安全安心がいっそう高めることができるように心からお願いして、お祝いとさせていただきたいと思います。

 本日はまことにおめでとうございます。




 そんな祝辞をしながら、総会の議事は失礼をさせていただきました。

 質問の通告日も迫りつつある。こっちの準備もしっかりすすめなければ・・。悩みの日々が続きます。


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