伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

クジャクが羽を開くのは・・。その答えに爆笑です。

2018年04月10日 | 子ども
 これ、8日朝刊のことですが、我が家で購読している福島民報をパラパラめくっていると、たしか、日曜日恒例の「みんぽうジュニア新聞」が目に入りました。

 「珍回答の博物館」と題されたその記事は、東京の限定企画として「0点ミュージアム」が東京都世田谷区で開かれたというもの。2日間限定だけれども、1400人以上が入場し、主催者は続編も検討するのだといいます。

 とにかくその解答は爆笑もの。

 「クジャクはどんな時に羽を広げると思いますか?」

 その解答は「男になる時」・・



 あながち間違いとは言えない。オスが、メスにアピールする時など羽を広げるわけだから、その行為の一部ではあるけど、「男になる時」でも答えはあっているかも。

 「うそつきは、何の始まり」-ー「うそつきはにんげんのはじまり」。

 深い。大人の社会を良くとらえているかも。特に、森友、加計学園問題や、最近の公文書改ざん問題などを見ていると、「うそつきはにんげんのはじまり」で、答えはあっているからもしれない。

 いやいや、「うそつき」は、人間の必要条件を構成するかもしれないけれど、絶対条件にはならないか。なぜなら動物だった、言葉ではなく、行動でウソをつくことがある、例えば地上に巣をつくるヒバリは、自分の子ども達を守るために、巣から離れたところに降りてきて巣の場所をごまかすし、たしか、天敵に狙われると、親鳥が、怪我をしていかにも捕まりやすそうなふりをしておびき出し、十分、巣から引き離したら、さっと飛び立つと聴きました。

 ああ、そうそう、カッコウなぞは托卵をする相手が留守の時に巣に上がり込み、その鳥の卵を巣の外に放り出し、自らは托卵の相手とそっくりの卵を産み、育てさせるという行動をとる。カッコウは相手の鳥にウソを信じ込ませ、子育てをさせるわけだ。

 動物も生きるためにウソをつくことがあるわけだから、ウソをつくだけでは人間を表すことはできない・・なんて考えていてふと気が付いた。この設問の正しい答えである「うそつきはどろぼうのはじまり」も、もしかして「うそ」が「どろぼう」であるための絶対条件にはならないのじゃないか、などという疑問が湧いてきた。

 考えると頭が痛くなってくるので、ここでやめよう。

 「ビットコインとはどんなお金?」ーー答えは「おっかねえお金」
 「お正月の夢に出てくると幸せになると言われているのは富士山、タカと・・」ーー答えは「美人」。確かに幸せな気分になるかも・・。

 子ども達の自由な発想は素晴らしいと思います。私なら、回答に詰まったら頭が真っ白になって、何にも出てこないかもしれない。

 結びにこの回答を紹介しようと思います。

 「プレミアムフライデーはどんなことがおきる日でしょうか?」ーー「パパが早くかえってきていっしょにゴハン食べる日」

 今の社会のせつなさを語っていると胸に迫ってきます。

 働き改革に裁量労働制を入れることは、このせつない現状を変えることにはならない。そう思います。 


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