伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

光らぬ蛍

2021年06月20日 | いわき市
 だいたい、白いチョウと言えばモンシロチョウ。そう思っていた。
 しかし調べて見ると、モンシロチョウばかりでない。

 シロチョウという科があって、何種類ものチョウがいる。黄色いチョウがいて、よくモンキチョウと呼んでいた。これもシロチョウ科の1員で、しかも1種だけではない。そんなわけで、今日のカラシ菜を舞い渡る白いチョウは何だろうと調べてみた。

 模様からモンシロチョウでないことは分かる。写真と見比べて、たぶん、スジグロチョウと判定した。





 これら全部がスジグロチョウだと思う。



 こんなに黄色いチョウもいるが、これも同じじゃないだろうか。

 私が林のレストランと名付けた、樹液がしみ出すナラの木には、今日もアマガエルがやってきて待ち伏せしていた。



 今のところ、待ち伏せて狩りが成功した場面を見たことはない。今日の成果はどうだったのだろう。

 さて、林間の市道を歩いていると、待望のウツボグサが咲いていた。私の散歩道では初めての花。今シーズン初見だ。



 あれ、花に何かいる。



 腹部の背側を覆う上翅(前翅)が赤色。撮った写真で見ると、深みのあるワインレッドが美しい。口吻というか、顔が妙に長くてユニークな顔つき。

 「甲虫 赤」で検索できた写真から似た虫を探してベニボタルと分かった。蛍の仲間だが、光らないそうだ。

 近くをフワフワと飛ぶ虫がいた。



 写真からはフワフワの印象は伝わらないと思う。むしろ必死さが伝わる。しかし、必死に羽ばたいていても、速度はフワフワと前に進む程度だ。
 この写真はうまく撮れてくれた。コンパクトデジタルカメラで、マニュアル設定でピントの距離を20cmにし、飛ぶ虫を追いかけながらシャッターを切った。偶然だが良いタイミングでシャッターが切れたようだ。

 写真はオバボタル。これも光らないホタルだ。



 草の葉に止まった蛍は、水滴めざしてソロソロと登り、たどりつとく水滴をなめとっているようだ。水滴は消滅していた。



 日本には50種類程度の蛍がいるのだという。そのうちの半数は成虫が光らない蛍なのだそうだ。今日、見た2種の蛍は昼行性で、明るくなってから光る。成虫の彼ら、彼女らは、エサをとらず、水分のみ補給して、子孫を残すために、ペアを探しているのだという。

 幸い、ベニボタルはペアとなる相手を見つけることができたようだ。オバボタルの方も早く見つけられるといいね。

 さて、こんな蛍もいる。



 翅の白いラインが特徴的で昼行性。飛んでいる姿を見ると、白いラインのリボンがバタバタと飛んでいく、そんな雰囲気だ。この季節、散歩の途上でよく見かける。

 これはホタルガ。蛾の仲間だ。赤い胸に黒い翅。外見が蛍にそっくり。ホタルガと呼ばれる所以だろう。クシの歯のような触角が、蛾らしいといえるかもしれない。

 光らない蛍はよく見かける。光る蛍もたまには見たいもの・・。


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