伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

理解の手助けに「発達障害」読む

2019年04月02日 | 読書
 昨日のことだが、左顔面麻痺の診察に行ってきた。

 医師の評価は、40点満点中28。前回の24よりも顔の動きが良くなっているとの評価だ。ただこれは辛く見た評価。甘く見れば36位になるという。

 今でも麻痺の自覚症状として、左目下にたまった涙で視界が時折ゆがむ、左口唇周辺にしびれのような感覚があり口のゆがみを感じる、がある。自覚症状があるのだから、麻痺が完全に回復した状況にないということは明らか。

 それでも、一頃のきつい麻痺に比べればだいぶ顔の感触は良い。薬を飲みながら焦らず、ゆっくり回復を待ちたい。

 さて、診察の待ち時間に、この間読みつないできた「発達障害」(岩波明著、文春新書)を読み終えた。



 学校教育での多動などで問題になってきたが、子どもにとどまらず、大人でもその障碍が問題になっている。

 本を読んで、自分の知識が古いものであることがよく分かった。かつてよく聞いたアスペルガー症候群は、現在の判断基準では使われなくなり、自閉症スペクトラム障害(ASD)と呼ばれ、軽症から重傷までの様々な程度の障害としてとらえられるようになっているという。また、注意欠如多動性障害(ADHD)は過去にはされていたものの、小児の場合には総人口の5%から10%という報告もあるとされ、近年、注目をされているようだ。

 空気が読めない、同じ失敗を繰り返す、極端なこだわりなどの障害の特性が知られているが、症状をしっかりとらえて対応していくことが大切なようだ。

 1回本を読んだから、これで理解が深まったといえる分けでもない。引き続き、繰り返し学んでいきたいものだ。


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