伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

街頭からあいさつと訴え

2012年08月19日 | 活動報告
 きのうは遠野町、きょうは玉川、住吉と勿来地区で、街頭からあいさつと訴えをしました。街頭では、次のように訴えています。

街頭からのあいさつと訴え

みなさん。
 昨年の震災から1年5ヶ月が過ぎました。この間、いわき市の復興計画が決まり、一部の復興公営住宅の建設が始まろうとするなど、やっと震災からの復興が動き始めたことを感じますが、実際の被災地に立つと、また、被害を受けた世帯の暮らしの再建の状態を見ると、いわき市の本格的な復興はまだまだこれからということを思い知らされます。

 私達が市民のみなさんにお願いしたアンケートに「普通に生活ができるようになりたい」という回答がありました。震災によって日常生活を壊され、以前のような生活を取り戻したいという切実な思いがこの言葉にこめられていることを感じます。

 そのために行政は何をするべきなのか。アンケートでは、国保、介護、医療の負担軽減や年金充実や雇用の確保など暮らしを支える施策の充実、そして放射線の測定や除染の促進など放射線対策の抜本的な強化などに等しく回答が多く寄せられました。「普通にくらしたい」という声を裏付けているように思います。

 私達、日本共産党は、これら市民のみなさんの願い、要望に耳を傾け、実現をはかるために頑張りたいと思います。これまで取り組んできた一つが、一部損壊住宅への支援策の創設です。市は制度が必要という認識を持ちながら、財政が困難と独自の制度の創設は躊躇している状況です。今後も制度の創設の要求を強める必要があります。

 また、区画整理事業がかからない津波被害地では、建物撤去の際に残された基礎の撤去が問題になっています。地震被害では、被害を受けた建物といっしょに基礎も撤去されているのに、津波被災地では残されたまま。これが生活再建の足かせになっているという訴えも私達に届いています。

 私たちはこうした要望に耳を傾けながら、実現に取り組んでいきたいと思います。これらの要望の実現を図る中には実現が困難なものもあるでしょうが、市民のみなさんの声、市民のみなさんの実現を求める運動、そしてその声に耳を傾け市政や議会の中でがんばる議員がいれば、困難を乗り越え、要望実現が一つずつ実現する道は開かれていくと思います。

たとえば、みなさん。こんな実例がありました。
 昨年の原発事故で汚染された福島県、そしてこのいわき市で、安心して暮らすことができないという不安の声の中で、せめて子供だけでも医療費無料化年齢を引き上げて、安心できる環境を増やして欲しいという声が上がりました。昨年の県議会議員選挙でも大きな問題になり、実施に難色を示していた福島県知事も独自に18歳まで無料化を実施する決断しました。福島県は10月1日から、いわき市では先んじて7月1日から実施するようになりました。市民の声が政治を動かしたわけです。

 また、昨年の6月議会から3回にわたって県内の原発廃炉を求める市民の願いを受けた廃炉の意見書を、廃案にしてきたいわき市議会ですが、選挙を前にした最後の定例会である7月定例会で、廃炉の意見書を採択することができました。廃炉の意思表明をしない市議会に市民の批判の声があがり、この批判を背景に署名が取り組まれ、1万1166人分の署名を添えて意思表明の請願が出されました。こうした市民の声の高まりに、市議会も突き動かされたということができると思います。

 私達日本共産党は、7月定例会に、3回目となりますが廃炉の意見書を提案しました。一方、このことに関する発言をしてこなかった自民党系会派が、7月定例会にエネルギー政策に関する意見書を出してきた。私達日本共産党は、この意見書にも「県内原発のすべて廃炉」を入れるように求め話しあう中で、エネルギー政策意見書が、原発廃炉の意見書に生まれ変わり、全会一致採択をされたのです。

 日本共産党は、市議会で、また市政で、市民のみなさんの要望を実現するために、引き続きみなさんと力をあわせて全力でがんばります。

また、みなさん。
 国会では、消費税増税と関連法案が強行されました。
今国会での成立を望まないという声は、マスコミの世論調査でも7割に達していましたが、それを無視しての採決の強行が許されるものではありません。

 おまけに民主、自民、公明の3党の密室談合で政府が提出した法案に50項目以上の大幅修正が施されました。加えて「社会保障制度改革推進法案」という社会保障を解体に導く「新法」も参議院に提案されていた。重大な変更がくわれられたにもかかわらず、まともな審議もせずに強行さたことは、国民を2重、3重に裏切る行為として許すことはできないものです。

 法案は強行されましたが、実施されるまでには時間があります。
 法律には2年後の2012年4月に8%、2015年10月に10%に引き上げると書いています。そしていま、解散総選挙を求める声が大きくなっています。解散総選挙では、増税反対をやめさせる勢力を多数にして、新しい国会に増税中止法案を作らせるなど、増税をやめさせるために、私達日本共産党は手を尽くして全力でがんばります。

また、みなさん。
 いま、クローズアップされている領土問題。尖閣諸島にしても、また竹島にしても、日本の領土であることは歴史的にも、国際法上も間違いありません。問題は、歴代の日本政府が、関係各国にも、また、国際的にもこの道理ある立場にたって解決する努力をしてこなかったことがあります。

 私達日本共産党は、領土問題の解決の道も示して、その問題の解決のために全力で頑張ります。みなさんのご支援を心からお願いをして、この場所を借りてのご挨拶、訴えとさせて頂きます。

                     ◆

 先だっても投稿したオミナエシの上にアシグロツユムシ。今日も花の上に見かけました。別の花の上でも見かけたことがありますが、この虫、花の上が好きなのでしょうか。ボタンヅルが咲いているのも見つけました。

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