伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

勿来地区で吉田えいさくさんを励ますつどい

2014年09月28日 | 政治
 勿来地区で、日本共産党いわき・双葉地区委員会がいわき市区の県会議員補欠選挙に擁立を発表した吉田えいさくさんを励ますつどいが開かれました。宮川えみ子県議とともに弁士をつとめ、私からは主に、県知事選挙に立候補を表明している熊坂義裕氏への日本共産党と「みんなで新しい県政をつくる会」の支援を決めたことについて話をさせていただきました。



 私自身は熊坂氏と言葉を交わしたことはありませんが、彼が宮古市長だった時代ににいわき市で行った講演を聞いたことがあります。その時の内容を残念ながら覚えてはいませんが、彼が宮古市長だった時代の施策の断片についてはなぜか記憶にありました。

 その内容は一つは子育て支援に力を入れたこと。ユニークなのは、子育て支援の対象として子育て中の親だけをとらえるのではなく、子育て中の親、将来親になる世代、そして子どもたち自身をとらえて施策を展開していること。そして調べると、その子育て支援の強化を国に求め、必要な財政措置をとるよう国に求めたことが分かりました。

 加えて、産業政策でも企業誘致に力を入れたこと、市長時代に制定した宮古市自治基本条例では住民投票の投票資格を18歳としていることなどが分かり、これらのことを紹介しました。さらに岩手県内の首長による憲法9条・25条を守る会の発起人になっており、憲法の面で基本的なスタンスが一致していることも紹介しました。

 また、熊坂氏支援の理由の一つが県内全原発の廃炉はもちろん原発の再稼働に反対し「卒原発」を掲げていることです。一方、同じく起意表明し自民党が正式に支援を決めた前副知事の内堀氏は、県内全原発の廃炉はいうものの、原発の再稼働については「県政に専念するためにコメントしない」とする立場を明らかにしています。

 これについては、一つの例としていわき市から約50kmの茨城県の東海第二発電所のことを取り上げました。東日本大震災時に5.4mの津波が押し寄せ、3つある冷却水ポンプの1つが津波で使えなくなり、残り2つもあと70cm津波が高ければ機能停止する怖れがあったとされています。いざの際には隣の茨城県の原発とは言え、福島県に深刻な被害を与えかねない現実があるわけですから、これについて何も言えないとする立場では、県民の安全を守ることはできません。

 この原発に対する姿勢の違いが県民の安全を守る上でも大きいことから、勝手連的に支援することになったことを述べ、協力を訴えました。

 さらに県知事選との関係で吉田えいさくさんが果たす役割は大きい。政策協定がなく熊坂氏を支援するわけですから、県民の声を拾い上げ、それを政策化して県政に実現を求める県議の役割はいっそう大切になるわけです。その役割を果たすのが吉田えいさくさんです。ここもしっかり支援をいただくことをお願いしました。

 宮川県議からは、日本共産党の県会議員が現在5人から6人になることによってすべての常任委員会に日本共産党県議が所属し、県民の立場で県政を監視し、県民の願いを届ける力を大きくすることができることなどが紹介されました。

 最後に支援を訴えたのが吉田えいさくさん。



 原発事故から3年半が過ぎたもとであらためて県民の健康を守る施策の強化を求めるとともに、集団的自衛権行使の容認など戦争する国づくりや消費税の10%への増税をすすめる安倍政権にきっぱりした審判を下すことも今回の選挙の大切な意義であること強調し支援を訴えていました。

 来場してくださった方には感謝申し上げます。


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