伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

12月定例会の質問を説明しました

2019年12月03日 | 市議会
 議会基本条例は、前文と3章7条からなり、名称は「市民と共に未来をひらくいわき市議会基本条例」とされた。市議会では、長年にわたり制定に向けた協議がすすめられ、まずは、各派合意できる取り組みの実践で検証し、その検証された事項について条例の中に位置付けられた。そういう意味では、今後、市議会の取り組みが豊かに発展する中で、条例自身も発展する可能性を秘めている、そういう条例と言えそうだ。

 この提案は議会最終日の12月19日に行われることになる。

 さて議会運営委員会では一般質問の通告者の順位が確定し、おおよその時間が明らかになった。

 私の質問は9日に開かれる本会議で、5番目、この日最後の質問者となり、開始時刻は午後3時30分の見込みとなっている。

 その質問に向けて、執行部に説明した項目は以下の通り。これらの質問を通して、この間の災害対応の市のあり方を検証するためがんばりたいと思っている。



1 台風第19号及び10月25日豪雨への対応について

(1)台風及び豪雨対応でのワンチームについて

ア 市長は、今回の災害対応について、ワンチームで取り組んでいく旨の発言をされていますが、ワンチームで取り組むとは具体的にどのような取り組みを指すのでしょうか。


(2)本市を襲った水害について

 本市が体験してきた大規模水害の被災規模は今回の水害も含めどのようなものだったのでしょうか。


(3)台風第19号等の初動の対応等について

 台風19号による災害発生後、被災状況の確認を始めとした初動の対応はどのようになされたのでしょうか。

 いわき市・東日本大震災の証言と記録には、平地区本部が一部部署の一部職員で構成され、地域を概括的に所掌出来ていないこと、また、平時における平地区の業務が、各部各課に分散していていても機能していたことが、急を要する災害時にはマイナスに働いた、とする記載があるが、今回の大規模な水害にあたって、ここで指摘された反省点は活かされたのでしょうか。


(4)り災証明書発行の体制について

 り災調査及びり災証明書の発行はどのような体制で行われているのでしょうか。


(5)住家床下の消毒実施の取り組みについて

 台風19号に伴い浸水被害を受けた住家について床下の消毒については、公表された文書を見ると、平、内郷、好間、小川地区は巡回開始予定日を示し、その他の地区は「あらかじめ通知した上で同様の方法により実施します」としたうえで、事業の委託先を一般社団法人福島県ぺストコントロール協会としていますが、具体的にどのような取り組みがされているのでしょうか。



(6)被災者に寄り添った支援について

 11月臨時会では、災害と被災者への対応の基本的な考えを、「市民のみな様の尊い命と貴重な財産を守ることが最も重要」と認識しながら、被災者支援では「被災者に寄り添ったきめ細やかな支援」に努めているとされていました。
 11月臨時会の質疑では「被災者に寄り添ったきめ細やかな支援」の具体的な対応の答弁をいただいていますが、この基本的な考え方として、被災者の心情をくみ取って対応すると同時に、生活再建までの道のりを支えるという観点が必要と考えますが、執行部の見解はいかがでしょうか。

 11月定例会の質疑で、住宅応急修理制度の申請窓口が支所に置かれなかったことについて、この対応が「被災者に寄り添ったきめ細やかな支援」だったかについて質したところ、相当の被害規模になった地区に設置し集中的に対応し、地区災害対策本部でも制度の周知が図られている等、その理由等についての答弁がありましたが、被災者が全市に渡っている現実を踏まえた時に、相当の被害規模になった地区で集中的に対応したことは、妥当な措置だったと考えているのでしょうか。


(7)情報発信について

 台風第19号襲来以降にとられた情報発信はどのような手法で実施されたのでしょうか。

 災害進行時の情報発信にあたっては、被災者に分かりやすく具体的な情報を、コンパクトに出すということが求められていると思いますが、情報伝達においてどのようなことに留意したのでしょうか。

 被災された方々は、直後から生活再建に向けて情報を求める状況があり、被災した喪失感の軽減のためにも、私は少しでも役立つ情報を少しでも早く知らせたいという思いから、直後から指定されていた災害救助法による支援策などを被災者に伝えることを始めましたが、市としては被災者に必要な情報を正しく、また必要な人に伝えるためにはどのような取り組みをすすめてきたのでしょうか。

 今回の災害にあたっての情報伝達からどのような教訓を導き出そうと考えているのでしょうか。


2 災害を踏まえたまちづくりについて

(1)いわき市立地適正化計画について

 立地適正化計画を策定する目的はどのようなものでしょうか。

 本市が作成したいわき市立地適正化計画の概要はどのようなものでしょうか。

 本市の立地適正化計画でまちなか居住区域と位置付けた区域のうち、今回の水害で被災した区域が重なる地区はあるのでしょうか。

 今回の災害を受けて、本計画を修正することについて、本市はどのような考えをお持ちでしょうか。




 さて、議会棟控室の窓の外、夕方の空には昨日に続き夕焼けが広がった。

 今日の夕焼けは雲の中に東映の怪獣でも潜んでいそうな、そんな感じの雲だった。



 ほら、赤く鼓動する雲を、ぴかって割って怪獣が出てくる映画の一場面が浮かびませんか。

 さらに日が沈むと紫色に空が染まった。



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