伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

原発依存分かっていて誘致―民友報道

2012年05月22日 | 原発
 「双葉は都市化せず」。福島民友「原発共生の虚実」第3部の1回目(5月21日)が、こう見出しをつけた。こう考えていることは分かっていたような気がするが、あらためて突きつけられるとショッキングな思いがする。記事はこう書く。

 「原発は近傍に都市的、工業的集積があることを嫌う傾向があり、双葉地区では今後も都市化、工業化が進展することはないと考えれる」。福島第一原発1号機が営業運転を開始する3年前の1968(昭和43)年、県企画開発部(当時)の依頼で財団法人国土計画協会の調査委員会がまとめた報告書に、そんな記載がある。」

 以下、こう書く。

 「原発が都市部を『嫌う』理由について報告書は『原爆被災国としてのわが国の特殊な国民感情を考慮すれば、原発立地は僻地を中心に考えざるを得ない』と、原子力に対する多くの国民の嫌悪感を挙げている。」

 さらに、「工場集積については『双葉地区は原発以外の大工場の立地は望み得ない地域』と指摘」。(中略)「将来的に考えられる立地施設として『核燃料再処理工場』を挙げ、『我が国の原子力産業の拠点としての発展を目指すのが最も適当である』としている」と続く。

 当初から東京電力福島第一原子力発電所を誘致するに際して、この地域には原発と関連産業以外は期待できないことは、地元以外には周知の事実だったことになる。

 「そもそも原発は『田舎が都市化するのを嫌う』性質のものだった。都市化の代わりに地域にもたらされたのは、原発一辺倒の産業構造と地域経済だった」。

 福一原発の事故で、現実に避難せざるを得なくなった双葉郡の住民のみなさんは、この記事を読んでどう思われるだろうか。少なくとも、放射性物質の汚染で故郷を奪われることまで許容していないと、おっしゃられるのではないだろうか。

 地域が原発依存にならざるを得ないことが分かっていてもすすめられた福島第一原発の誘致。県民、住民をないがしろにした政治には怒りを覚える。

 朝の愛犬の散歩の途上、くちびる型の花が目についた。カキドオシとも違う。名は分からないが、季節の移ろいを、また感じることができた。

追記

 この花はセイヨウキランソウという名のようだ。

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