伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

エナガによく出会う

2021年11月28日 | 
 愛犬の散歩に出かける先、道路脇の林に、よくエナガの群がいる。

 ジジッ、ジジッ・・。
 このさえずりが聞こえた方向の、葉がだいぶ落ちた枝を見ていると、エナガの群が枝をわたっているのだ。
 今日も、エナガの群がいた。道路の法面に生えている、ナラ類をメインとした木立の枝をすばしこく動いていた。

 実は、ここに来るまでの間、ご近所の梅の木と笹藪(ささやぶ)が混在する辺りで、チッ、チチッなどと多くのさえずり(たぶん正しくは地鳴き)を聞いた。梅の枝を見上げると、メジロがいた。せわしく枝をわたっているのだ。そして、警戒していたのか、すぐ脇の笹の茂みに飛び込んでいった。他にも、アオジだろうか、スズメ程度の鳥が飛び去っていった。

 歩を進め、木立の中に気づいたのがエナガの群だが、一番最初にはっきり視認したのはメジロだった。



 この季節の小鳥は、多種の小鳥が混じり合って群を作ることが多いという。何の本だっただろうか、ある本を読んで知った事実だ。小鳥は猛禽類などに捕食される立場だ。自分を守るためには、他に狙われる個体がたくさんいた方が良い。見つかった場合、1羽だけだと、襲われる確率は100分の100となるが、100羽の群の中では100分の1となる。このため、小鳥・・もちろん、モズなどの捕食者は別だが・・は種を超えて群になり、自分の身を守ろうとするのだという。

 エナガに混じったこのメジロも、こうしてエナガの群と行動を共にしているのだろう。

 次ぎに、枝に立ち止まったのは群の本体をなすエナガだった。オレンジ色に枯れた木の葉をつついたりしながら、枝にしがみついていた。何かの食べ物があるようだ。別の機会だったが、林の中から飛び出したエナガが、電柱の支線に止った。



 愛犬の散歩は、毎日同じコースをたどる。本来はいくつかのコースを用意して、その日その日で代えながら歩くことが良いらしいのだが、車通りがより少ないこのコースが、もっとも安心して歩けるコースなのだ。

 冬鳥のシーズンになって、このコース沿いで見かけたのが、

エナガ、
メジロ、
ジョウビタキ、
ホオジロ、
アオジ、
シジュウカラ、
ヤマガラ、
アオゲラ、
モズ、
ルリビタキ、
ベニマシコ、
セグロセキレイ、
ガビチョウ、
キジバト、
カケス、
ハシブトガラス、
ハシボソガラス、
キジ、
サギ類、
コジュケイ、
ヒヨドリ、
そうそう、今日の散歩で見かけた40羽程が群れて飛んでいたツグミもだ。



 声や音だけとなると、これに、
ヤマドリ
が加わる。

 列挙すると、それなりに多種の鳥を見ているようだ。
 これから、カワラヒワやマヒワ等も、これに加わるだろうが、これからのシーズンにどれだけの種の小鳥に出会うのか、楽しみな散歩だ。


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