伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

「廃炉は当然」と「(廃炉は)県に委ねる」どっちが本音

2012年08月07日 | 市議会
 これまで市議会本会議で、いわき市が県内原発すべての廃炉を求めることを、たびたび要求して質問してきました。
 市長は、第一原発の過酷事故をおこした1号機から4号機、そして5号機、6号機については廃炉を求めると表明。一方、第二原発については、「廃炉は県が判断するべきで、廃炉とした県の立場を尊重する」「第二原発の再稼働はありえない」(以前はこの前置詞として「第一原発災害の収束がないもとで」と発言されたが、最近はつかない)「東電の下河辺会長と広瀬社長が来市した際、県の通りにすすめるべきと話した」などという趣旨の発言をくりかえすだけでした。

 現在開会中の7月定例会で市長は、「私が廃炉といっても県の判断に影響するわけではなく、県はいち早く廃炉といっておりますから、その判断に委ねますといっています。それ以上でも、それ以下でもありません」と、自らの意思としての「廃炉」を口にすることはありませんでした。

 ところが8月3日に開かれた総務常任委員会で、廃炉の意思表明を求める請願が審議された際、請願に関する見解を問われた行政経営部長は第二原発について、「廃炉にするのは当然であろうと考えております」と発言しています。

 明らかにこれまでと違う考えの発表。考えの食い違いを質すために、最緊急質問を最終日の議事日程に追加するよう求めています。

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