伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

カワセミ

2021年01月28日 | 
 春以降、秋までであれば波紋がたっても不思議はない。ここにはウシガエルが生息しており、岸辺で甲羅干しをしていたカエルが、近づく人を警戒し、「グウ―」のような声を発して池に良く飛び込んだり、コイが水面に出てきたりして、よく波紋が広がるからだ。

 しかし今は冬。カエルであるはずはないし、魚もまず水面に出てくることはない。そこまで考えて閃いたのが、この池でも何度か目撃しているカワセミが飛び込んだのではないか、ということだった。

 そこで、波紋が広がる向こう岸を見ていたのだが、何やら黒い影が高速で横切った。やはりカワセミがいるようだが、どこにいるのか分からない。さらに目を凝らしていると岸辺に緑色が小さく見えた。カワセミだった。

 岸辺に伸びた枝に止まって水面に目を凝らしていた。



 残念ながら距離があるため画面上ではほとんど点だ。しかし、近づけば逃げ去るだろうし、ここから動くわけにもいかないので、とにかく、その姿をカメラで追っていた。

 カワセミが水面に写りこんでいる。



 魚は警戒しないのだろうか、などと考えながら待っていると、動いた。枝から離れ水面にダイブしたのだ。

 ダイブ前の姿はとらえられず、1回目のシャッターが切れた時にはすでに水の中。



 水しぶきだけが存在を知らせる。ややして水面から飛び出した。



 羽の動きが速すぎるため、この写真で形が分かるのはくちばしだけ。



 再び枝の上におさまった。口に獲物をくわえていない。狩りは失敗したようだ。



 飛び立ったカワセミが岸沿いに近づいてくる。



 草陰に止まったようだ。姿が見えなくなった。見える位置に移動するため、近づこうものなら飛び去ることは必至。本日はここであきらめよう。

 次のチャンスにはまともに撮影してやるぞ。心に誓った。


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2 コメント

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すごいですね (Unknown)
2021-01-29 08:05:15
自然でここまで見られるのがまずすごい。

そして、ここまで撮影できるのがまたすごい。

とにかく「すごい」の一言しか出てきません。

カメラは一眼レフですか?
結構明るめの望遠レンズお持ちですか?
撮影のコツなどあればご教授願います。

ちなみに、私は、カワセミは、いなわしろカワセミ水族館でしか実物を見たことがありません。

自然でみられるなんて、うらやましい限りです。
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Unknown (伊藤浩之)
2021-01-29 10:44:54
写真はだいたい朝の愛犬の散歩の時に撮りますが、撮影した農業用ため池周辺では年に数回、カワセミを見ています。今年はこの池で2回目ですね。

いずれも距離があるため、画像の中では点のようなもので、ピントもあっているのかどうか良く分からないままに、山勘で撮影している感じです。

近くでヤマセミを撮ったこともあるのですよ。

カメラは一眼レフで、レンズはタムロンの150ー600mmでF値は5-6.3で決して明るいレンズとは言えないのですが、この価格でこの倍率を得られるならと思い切って購入したレンズです。

それ以前の鳥の撮影は、NikonのクールピクスP900で撮っていました。しかし、枝の張り出しなど周辺の状況でなかなか鳥にピントが合わないために撮り逃すことが多いことから一眼レフに切り替えました。

一眼レフで撮影してみると、特に距離が離れた被写体で小さくしか撮れない場合でも、ピントが合って適当な光があり露出が適正であれば、倍率の大きいクールピクスよりも満足のいく写真を撮ることができることに、あらためて気がつきました。

しかし、今回のカワセミの場合、光学で83倍、35mm換算で2000mmの撮影ができるクールピクスの方が適していたかもしれません。カワセミの周りに合焦を迷わせる枝の張りだしがなかったものですから。持参していなかったことを悔いています。

カワセミは、水があって餌となる魚等がある場所ならどこでも飛来すると思います。以前に、白水阿弥陀堂の池周辺で、望遠レンズを設置して飛来をするカメラマンの一群に出会ったことがあります。

ただし出会いは偶然ですので、時間が必要ですけれど。
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