日本共産党の4人当選の意味

　昨日の夕方に続き、遠野町、渡辺町、泉町、小名浜住吉・玉川から勿来をかすって田人町まで、日本共産党が4人の市議団を引き続き維持することができた意義をお伝えするための街頭アナウンスをしながら、ほぼ5時間かけて周回しました。

　行った先で、Vサインを贈ってくださったり、「良かったね」「おめでとう」などの言葉をいただいたり、手を振った激励などを贈っていただきました。ありがとうございます。

　今回の市議選で日本共産党は4議席を維持しました。4人の合計得票数は1万3,987票で、前回より210票の減となっているものの、得票率約1.64％増の10.36％に前進しました。投票率が8.15％減った中で、相対的には得票を維持した結果と言えそうです。

　一方、自民党は当選数が17人から16人に減り、得票数も1万7,696票の減で得票率も4.13％減の39.67％、民主が同じく3人から2人に減り、得票も6,032票減で得同じく2.71％減の5.82％、社民党が2人を維持したものの2,271票減で同じく0.61％減でした。公明党は3人から4人に増やし、得票は568票を増やし同じく2.54％増やしました。

　8月29日に開かれた日本共産党演説会で、日本共産党の小池晃政策委員長は、「4人の当選で消費税増税を許さないという意思を示して欲しい」と話しましたが、民主、自民が議席も得票も減らした結果は、消費税増税に対する市民の意思を反映したものになったと言えそうです。

　同時に、公約への期待も大きいものがあります。
　震災からの暮らしの復興、原発ゼロをめざすなど、日本共産党の公約に対する支持も広がりました。私のもとにも「一部損壊住宅への支援策に期待する」と多くの方から声をかけらしました。市内の約4棟に1棟は一部損壊という判定となっています。生活再建を支える上での、この施策の重要性はいうまでもありません。

　また、放射性物質への不安は、表立っては聞こえて来ませんでしたが、若い層には未だにペットボトルの水を購入するなどの消費行動があるようで、潜在的には被ばくへの不安は根深いものがあるといわざるをえません。それだけに内部被曝などの検査体制を充実していくことも必要です。

　街頭での激励は、こうした事への期待の表れです。これに応えて行かなければ。大きな課題です。

　朝、愛犬の散歩ではオミナエシの上に、アシグロツユムシを発見しました。幼生をよく見ていましたが、こんなに大きくなったのですね。宣伝カーの行く沿道でも花がきれいに咲いていました。田人から下った柿ノ沢では、沢沿いにヨウラクタマアジサイが咲いていました。