伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

運動会 / 復興創生大会 / キジ

2016年05月21日 | 学校教育
 よく晴れた日。いやむしろ暑いくらいだった。

 午前6時。花火が鳴った。上遠野小学校の運動会実施の合図です。きょうは上遠野小学校、入遠野小学校、2つの運動会に招かれていました。

 まず入遠野小学校の運動会に出席しました。

 児童数66名。少人数ながら家族もいっしょに運動会を盛り立てている。そんな感じが伝わってくる会場でした。

 開会式の開式の言葉は、今年入学したばかりの1年生。「お父さん、お母さん・・」と立派に開会宣言の役をやり遂げました。入学から2ヶ月弱、学校でしっかり勉強をしているんだなぁ、そんなことが伝わってきます。それぞれの学年の子どもたちが、努めを果たした開会式もクライマックス。ここで圧巻なのが「ゴーゴーゴー」という運動会の歌でした。「燃えろよ 燃えろ 紅組」「地球をまわる稲妻だ 白組」。歌声を紅白がぶつけあい、これからの健闘に自らを鼓舞するように、元気な歌声が響きます。子どもたちのすぐ前に立っているためかもしれませんが、ホント、その元気さに圧倒されます。

 そしてプログラム一番がラジオ体操第一。子どもたちといっしょに参加します。終了後、腰に違和感を覚える。毎度のことですが、運動不足を痛感する、そんな一幕です。

 いくつかの競技を拝見しましたが、徒競走を見ると学年が上がると体がしっかり出きてきているということを感じます。動きのシャープさというか、力強さというか、低学年と高学年では明らかに違うんです。小学校期の子どもの成長って、こういうことなんだろうと実感しました。



 入小では「Oh!玉転がし」という1年生、2年生の競技まで拝見しました。方向転換して戻るためのポールで回れず、勢い余って直進してしまう。子どもたちは一生懸命コントロールしようとしているのですが、なかなかうまくいかない。その場面に顔がほころびます。「がんばれ、がんばれ」。そんな拍手も会場から湧いてくる。楽しい競技です。



 入小では開会式から出席したため「あいさつを」と頼まれ、一言祝辞をさせていただきました。



 暑い。大丈夫・・。そう。

 運動会の開催おめでとうございます。

 1年生のみなさんにとっては初めての運動会。6年生のみなさんにとっては小学校最後の運動会。それぞれの学年のみなさんがきょうに向けて一生懸命練習をしてきたと思います。

 きょうは区長さんはじめ地域の方々といっしょに来賓としてお招きいただきましたが、みなさんが元気に競技する姿は、地域のみなさんにも、この地域をもう少し良くするためにがんばらなくちゃなという思いを、元気をもたらしてくれるものだと思います。

 その意味でも、練習の成果をしっかり活かして、最後まで元気に競技して、思い出に残る運動会にしていただきたいと思います。

 また、ご家族のみなさまにも、子どもの成長をしっかり見届けて、記憶に残る運動会となりますようにこころから祈念をして、お祝いとさせていただきます。

 おめでとうございます。




 おそらくこんなように話したと思うのですが、話しながら“長い”と感じていました。「暑い?」なんで言葉をかけながら何ということでしょう。次の機会があれば、もっと短くしなくちゃと反省です。

 上遠野小の運動会は、PTA参加の学年対抗玉入れの真っ最中。最高で79個という、保護者ならではの結果を残す熱戦が繰り広げられていました。



 こちらは児童数が多いので、会場の雰囲気はまったく違います。人が多いからだろうか、距離感のようなものを感じます。でも子どもと親の関係はいっしょ。保護者も子どもたちの競技を楽しんでいます。

 3年生の100m走。一生懸命走る姿が微笑ましい。



 「安心してください、はいてますよ」という2年生の競技は、履いたパンツの色と旗の色があえば、まっすぐゴールに向かえますが、違ったら大変。脱いでゴールを目指さなければなりません。偶然に翻弄される子どもたち。大変です。



 そして4年生の「上遠野おたすけ隊」。商品の棚卸しなど引き当てた作業をこなしてゴールに向かう競技。手前で水消火器で消火器の作業など、消防団が推奨してくれそうな競技です。なにせ団員獲得のために四苦八苦しているのですから。児童たちは上手に消火器を使っていました。



 この後、雲行きが怪しくなってきた時に昼食休憩。ほんの少しお湿りがあったようですが、昼過ぎは平に出かけちゃったので、運動会は大丈夫だったのかな。無事に出てきていれば良いのです。

 自宅にもどって昼ごはんは、ラーメンを作った(といっても温めただけ)のですが、ここで大事故。

 どんぶりを持った手に沸騰したお湯がこぼれたのです。熱い。といってもどんぶりを放り出すわけにもいかず、台に置こうとしてまたザブリ。まっ、少量だったので、手全体がお湯をかぶったわけではないので、被害範囲は狭い。掌はさすが皮が厚いので何ということはない。問題は中指と薬指の間の股の部分。皮膚が薄いため、ここには熱感が残っていました。

 とりあえず、流水で冷やしましたが、すぐには治まらない。氷をペーパータオルにつつんで指の股にはさみ冷やし続け、さらに出かける時間になったため保冷剤で引き続き冷やし。だいたい1時間程冷やし続けたでしょうか。

 効果があったようで指の痛みはほとんどなし。通常の動作ができるまで回復しました。

 やけどは冷やす。実感しました。

 そんなこんなで出かけた午後は、いわき市文化センターで、男女共生連絡協議会の総会の開会式に出席した後、いわき市といわき商工会議所が共催した「復興・創生推進大会」に出席しました。

 初めて開かれた大会で、発言者全体の発言を総括的に考えれば、これからのいわき市の産業振興に必要な方向性を探りつつ、その産業と地域を担うひとづくりをどのようにすすめていくかの展望を紡ぎ出そうという趣旨なのかな、と感じました。

 市改定後期基本計画や総合戦略、そして教育大綱の説明がされた後、常磐興産株式会社社長の基調講演をはじめ市内企業経営者の事例紹介や新設されたスポーツクラブの「スポーツによるまちづくり」、そして三和地区の地域と連携した教育の事例紹介。それぞれに興味深いお話しでした。

 常磐興産社長の、震災の被害で厳しくなった経営を立て直してきたお話し、また、トップダウンからボトムアップに社風が変わってきたというお話しあたりが特に印象に残っています。

 統合した三和小中学校の地域と連携した教育の説明の後、児童・生徒のみなさんがそろって新しい校歌を披露してくれました。



 「すてきな夢をかなえるために みんなと共に学び続けよう」「仲間を信じ 励まし合って歩いていこう」など、今の時代が色濃く反映していると思える歌詞とともに、「三和の里」「水石山」「ふるさとの川」など地域を織り込んだ歌詞。作曲が大友良英さん・・・って、あのNHK「あまちゃん」のテーマを作った大友さんかいな・・。素敵な校歌でした。

 夕刻、田場坂から林道を周って遠野に帰ってみました。

 結構アヤメが路端に目につきました。自生しているようです。



 そして何とキジがいました。オスはよく見かけます。メスです。このしぶい色合いも良いですね。キリッとした姿も良い。



 そこから少し離れた所にオスのキジ。道路をまっすぐ進みながら、脇の休耕田に入っていきました。



 コンビニよると、ツバメが桃太郎旗にとまります。みると巣もかけてある。すぐ下を人が歩いても木にするふうもなくどとまっていました。



 そういえば昨日、別のコンビニでは、店内にツバメ2羽が入り込んで大騒ぎ。店員さんを知らないわけでもないし、どうしましょう、なんていうものだから、とらえて外に放鳥しなければと追いかけ回し、なんとかとらえることができました。手で持った時のツバメ。目がくりっとして可愛い表情をしていましたね。内心は不安であいっぱいなんでしょうけど・・。

 ツバメはより安全な場所を探して巣をかけようとしますから、建物の中がどこより安全ということになるので入り込んでくる。先だっては玄関ドアを開けておいたら、いつの間にか入ってきたツバメが2階に上がり、逃げ出せないでいるところを発見して、逃がしてやりました。遠野分遣所でも、車庫に入って巣をかけられては困るからとシャッターを閉じていると聞いたばかりでした。

 ツバメの侵入には気をつけましょうね。

 自宅に到着。いつの間にか空が朱に染まっていました。



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