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年賀状と私
今年の年賀状は、父の喪中だったので出していない。
2年ぶりの年賀状を今、書いている。
年賀はがきが売り出されたニュースを見て、「今年こそは、早めに書き始めて投函するもんね」と、毎年思う。
「去年までのワタクシとは違うのよ」などと当初はうそぶいているが、結局、年賀状の受付が開始されました、というニュースを見て、そろそろ書かないとヤバいな書き始める今日この頃。
いつになったら1枚1枚に心を込めて受付開始日には投函出来る様な、余裕のある人生になるんでしょうか?生涯無理の様な気もします。余裕のせいではなく、ワタクシ自身の性格の問題です。
私の友人に、年賀状の投函が大晦日までに終わらず、年賀状を書き乍ら年を越し、元日の早朝に1件1件知り合いの家の郵便受けに、こっそり配達して回るという人がいた。家を知らない人や、県外の人宛の年賀状はどうしているのか、疑問に思ったが詳細は聞かなかった。私の場合、何とか元日配達の締め切り日には書き終えているので、そこまではヒドくない。
私の年賀状は、シリーズになっていて、現在は干支と我が家の愛犬をからめた絵柄に干支にちなんだ言葉を添えている。未年から始まり、今年は欠番となったが10年目である。干支と犬をどう絡めるか、1年間、頭が空いた時間にアイデアをひねる。例えば、申年にはサルと肩を寄せ合った愛犬の図柄に「犬猿の仲良し」という言葉。亥年には、走る猪と愛犬の図柄に「ちょっと猛進」。寅年は食い意地の張った愛犬の顔に「寅の胃を借る」と、いう具合。作り上げたばかりの来年の辰年の年賀状は、秘密です。
かなりアイデアに苦しんだ年もあれば、数年前からデザインまでほとんど決まっていたものもある。今年は、アイデアが浮かばずに困ってしまい、イマイチの出来だ。いろんな年賀状があるが、元日から「クス」っと、笑っていただけるような年賀状を目指している。
10年前までの12年間(つまり十二支をひとまわり)した前シリーズは、私と二人の子どもの合作だった。
絵を描くことが好きな長女が干支のイラストを描き、長男には西暦とA HAPPY NEW YEAR!の文字を書いてもらう。落書きのような、たくさんの絵と文字の中から私が選んで、絵と文字をレイアウトしたものだ。単にそれだけだが、これは今見ても楽しい年賀状になった。私のパリ時代に知り合った佐賀県の有田の磁器会社の作家で重役の方と毎年年賀状を交わしている。世界中の著名な方とお知り合いで、陶芸作家を含め、芸術家の方々からそれこそたくさんの年賀状をもらわれる方に届いた年賀状ベスト10に、我が家の年賀状は常連だったようだ。その方の年賀状も額に入れたい程素敵です。
父からの最後の年賀状は、平成20年のものだ。いつも父が毛筆で手書きしたものを私が簡易印刷機で250枚程印刷していた。
「まだまだ元気で頑張るつもりだ‥‥」と手書きで書き加えられている。その年の秋に脳梗塞で倒れた。年が明けたらすぐ、父の3回忌となる。(2011.12.21)
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