雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

おきゆく船に

2011年08月09日 | ポエム
 おきゆく船に

おきを静かに
船が進んでいる
岬と岬の間から
ほんのちょっとのじかん
いろんな船が進んでゆく

どこからきたんだろう
どこへゆくんだろう

あの船にたくさんの人が乗っていると思うと
なんとなく
うれしくなる
(1972)




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