1月20日(金)18時から東京の目白椿山荘で、奇跡のりんごの著者木村秋則さんの講演会に参加しました。face bookで知り合った日本弥栄の会のSさんのご紹介で参加することができました。3年前に「奇跡のりんご」を読み、とても感動し、自分でも自然栽培をやっていみたいと考え、その後ひふみ農園を立ち上げました。(その時の内容はブログにアップしてあります。)そのきっかけの一つを作ってくれたのが、木村さんだったのです。
木村さんの講演は初めて聴きましたが、とても元気で、気合が入っていました。農業のお話しは大変面白く、またとても勉強になりました。
その中で、木村さんは堵殺は良くないと言われました。堵殺場へ行けば、動物の鳴き声が聞こえ、その声を聞けば、肉は食べられなくなると言われました。ですので木村さんは肉は食べないそうです。
私も小学校3年生のころ、友達を誘って4人で堵殺場に見学に行ったことがありますが、正にこの世の地獄でした。とんでもない光景です。(誰かに強制されて見学に行ったのではなく、自分たちで勝手に行ったのです。言いだしっぺは私でした。)ほとんどの人が、動物を殺して肉にする過程を他人に任せていますが、一度は堵殺の現場を見たほうがいいと思います。豚をどうやって殺すか、牛はどうやって殺すかを。私は小学校3年生でそれを見ました。(しかも誰からも頼まれてもいないのに。)その光景が平和的で愛に満ちたものであれば、それは問題ないと思いますが、実際は平和や愛の真逆に位置する行為ですから、問題だと私は考えています。血のしたたるレアのステーキを食べながら、ミロクの世の実現について語るのはいかがなもんかと思います。ケンタで骨をしゃぶりながら命の尊厳について話しをするのもどんなもんでしょうか。何かおかしいと思います。肉を食うなら、自分で殺して食べたらいいと思います。それができないなら、せめて堵殺場を見学すべきではないでしょうか。そんな場面は誰でも見たくはないと思います。子供にも見せたくないでしょう。でも綺麗にパックされた肉を週に1、2度はスーパーで買っています。スーパーのパックされた肉なら、平気でみんな買います。それは小さい肉片だから平気なのです。肉片の前段階では、大きな足や胴体や頭などがバラバラにされているのです。その光景は今でも鮮明に私の記憶に焼きついています。でも実際、堵殺場に行ける人がどれほどいるか。ほとんどの人はしり込みすると思います。何でそんな光景を見なければいけないのだと言うでしょうね。まあ、それはそうですが。でも裏の醜いことも知って欲しいと思います。
木村さんもそういうことが言いたかったのだと思います。だから肉は食わないで、野菜を食べると言われました。私も同じ意見です。豚や牛もペットの犬や猫とほとんど同じだと思います。ミニブタを飼っている人が、よくテレビでブタに「お手」や「待て」をさせていますよね。犬とそれほど変わらない知能ということです。この問題はすごく難しいです。私の息子も肉を食べています。それが現実です。