<産経新聞より>
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量的緩和さらに縮小へ FRBが議論開始
2014.1.29 09:03
米連邦準備制度理事会(FRB)は28日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、米国債などを大量に買い入れる量的緩和の規模縮小を一段と進める方向で議論を始めた。
トルコやアルゼンチンなど新興国市場の混乱を受け、市場の一部ではFRBが規模縮小を見送るとの観測も出た。緩和縮小に伴う米国からの投資資金流出が原因とみているためで、混乱の余波で米株価も一時急落した。
しかし、新興国の通貨急落はインフレの放置など国内政策に問題があるとの見方が拡大。世界経済への影響は限定的とされ、米国内の市場は落ち着きを取り戻している。
FRBは、世界の市場動向を注視する一方で、米景気は順調に回復していると判断。前回に引き続き毎月の購入額を100億ドル(約1兆300億円)減らす量的緩和の一段の縮小を決めるとみられる。(共同)
<転載終わり>
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FRBが金融緩和の縮小をはじめてから、新興国にお金が廻らなくなったため、軒並み金利が上昇し、インフレに傾いてきています。ブラジルは金利が10%になりましたが、今日トルコは政策金利を12%に上げました。インドも8%です。
FRBが金融緩和を縮小しただけで、これだけ新興国には影響がありますので、更に縮小すれば新興国の金利は一体どれくらいまで上がってしまうのでしょうか。縮小の規模がこれから話し合われるそうですが、新興国は戦々恐々のことでしょう。
新興国からまずは変化が出てきていますが、やがて先進国にも影響は及んで来ると思います。