日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

「イシヤは悪のお役」 中矢伸一氏

2009-03-01 17:01:55 | 日月神示の研究
 中矢伸一氏が、船井幸雄.comのインタビューに答えておられます。イシヤも神からみれば、悪のお役をやっているという意味が、半年前には理解できませんでしたが、最近は納得できるようになりました。善なる神が、悪にそのお役を許したということが、どうしても理解できませんでしたが、日月神示で言っている悪を改心させるという意味で、悪のお役と言っていたのだと分かってきました。
 つまり、善と悪が闘って善が悪を滅ぼして、善なる世界を実現するという一神教の考え方ではなく、悪を善に改心させて共に善なる世界を作って行くという考え方だと今は理解しています。船井幸雄しがいつも言われておられる「悪を包み込む」ということも、同じ意味だと思います。

<記事転載>
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記者:―今年の3月に出された、中矢さんと船井との共著『いま人に聞かせたい神さまの言葉』(徳間書店刊)が好評のようですね。また、全部で540ページ以上という、かなり分厚いものになっていますね。


中矢:はい、この本はずいぶん分厚いものになりました。
構成としては、最初に船井先生と私の対談があり、次に私が「日月神示」の入門編を書き、その次に船井先生が「日月神示」に関わるなさまざまな事柄の文章があります。
 船井先生は、いま、皆に伝えたくて仕方のないことがたくさんおありのように思いましたね。他ではそれをなかなか言えなくて、この本の中でそれをかなり出されたのでしょう。その結果、こんなに分厚くなってしまったという感じですね。
 拙著『日月神示 完全ガイド&ナビゲーション』(徳間書店刊)も380ページ以上と、けっこう分厚いのですが、それ以上になりましたね。


記者:―その『日月神示 完全ガイド&ナビゲーション』も読ませていただきましたが、文章に透明感があって、とても読みやすかったです。それにドキュメンタリー的といいますか、中矢先生は、読者をドキドキさせながら読ませていくのがとてもお上手ですよね。

中矢:そうですか、ありがとうございます。いちおう、この『日月神示 完全ガイド&ナビゲーション』を一冊読むと、日月神示とは何かがわかるようになっています。


記者:―本当に、最初は「日月神示」の本は難しいだろうと思っていたのですが、むしろ面白く、一気に「日月神示」が身近に感じられるようになりました。とくに"イシヤ"と呼ばれる世界を支配するという闇の権力の存在に興味を持つようになりました。


中矢:そうですか。"イシヤ"と呼ばれる闇の世界支配勢力については、実は戦前からずっとその存在が噂されています。"イシヤ"という表現は、石工職人のギルド(組合)が起源と言われています。
 戦前から、「ユダヤ人が世界を征服しようとしている」ということや、"フリーメーソン"だとか、いろいろ言われているのです。"フリーメーソン"というのは世界各地に支部を持ち、公称で600万人という会員数を有すると言われています。「兄弟愛」「困窮者の救済」「真実」という三つを基本美徳として掲げ、宗教の枠を超えて信仰の大切さを教え、会員たちにできうる範囲内で地域社会に貢献するよう奨励するという友愛団体とされていますが、それは表向きの顔で、ピラミッド型の階層構造を持つその組織は、上層部にいくほど不透明で、秘密主義的、オカルト的な性格が濃くなっていくと言われています。結社員には、米国や欧州のそうそうたる政治家、財界人、貴族、学者、軍人、芸術家などが名を連ねています。


中矢:そして、日本の神道(しんとう)の世界を深く勉強していくと、どうもユダヤとのつながりが感じられるんですね。一般的には、そのような証拠はないとされているのですが、日本はどうもユダヤとのつながりが古代にあるのが見えてくるのです。それで、日本人とユダヤ人が祖先を同じくする「日ユ同祖論」というのが昔からあります。そしてそれを考えると、どうしてもフリーメーソンだとか、そういう存在と絡んでくるのです。


記者:―日本の神道が、古くはユダヤやフリーメーソンと関わってくるということですか? それはとても興味深いですね。


中矢:神道は神道でも、古神道(こしんとう)を奥深く探っていくと、ということですね。
 従来の一般的な神道の考え方では、そういうことには触れません。特に、世の中のアカデミックな人たちはそういうことを取り上げると学会にいられなくなるくらいの雰囲気もありますので、あえて触れないのが普通です。しかし実際、古神道の中に"イシヤの仕組み"という言葉が出てきているのです。


記者:―そうなんですか。とても不思議な感じですね。「日月神示」の中にも、"イシヤ"という言葉が出てくるんですよね?


中矢:ええ、原文では「一四八」と書かれているのですが、それが"イシヤ"と訳されています。それは、大本におりた啓示の「大本神諭」にも出てきていますので、"イシヤ"という存在があるのだという主張になるわけですよね。だから「日月神示」を読み解く際には、そういう"イシヤ"の存在があるという前提でみないといけないですね。


記者:―それでは、「日月神示」に出てくる"イシヤ"が、フリーメーソンやイルミナティを意味しているということは、明らかに分かるのでしょうか。それとも、中矢先生が「"イシヤ"の意味しているのは、おそらくフリーメーソンやイルミナティだろう」と仮定しているのでしょうか?


中矢:「日月神示」を読むだけでは、"イシヤ"が何を意味しているか厳密には分からないですね。ただ、「なぜ"イシヤ"という言葉が出たのか」ということについては、出口王仁三郎の大本教の時からもう研究し尽くされています。では、「"イシヤ"の意味するところがフリーメーソンなのか」というと、厳密には私はどうかなと思いますね。
 戦前から「フリーメーソン論」というのはあるのですが、1990年代に入って、「フリーメーソンよりもっと上の組織である"イルミナティ"という組織がある」だとか、いやもっと上の「"クラブ・オブ・ジ・アイルズ"だとか、"300人委員会"という組織がある」など、いろいろな説が出たのです。それで、私もいろいろな情報を聞かされ、いいかげん嫌になってきてしまいました。結局、そういうのは一つの説に過ぎず、証明はできないわけですから。


中矢:それに"イシヤ"と呼ばれる存在が何を目的にしているかがよく分かりませんね。私は、イシヤは世界を滅亡させようと思っているわけではないと思います。たぶん彼らなりの価値観があって、まあそれはかなり独善的な価値観だと思うのですが、「自分たちは、世界中の人民が生産するところの良い部分は取ってしまい、それ以外の余りは、無知蒙昧な人民たちで分けてくれ」というような考えなのでしょう。いわゆる「人類の奴隷化」を目的としているのかもしれません。自分たちは見えないところにいながら、裏から世界を支配して、おいしいところは全部自分たちで持っていきたいというようなものでしょうね。 
 何十億人という人たちが働いて生産するものが、自然に彼らに吸い上げられていく仕組みを作り上げていくことを彼らは目論(もくろ)んでいるわけですから、ある意味、そういう(生産してくれる)人たち全員が滅亡してしまうと、彼らは困ってしまうわけです。  
 人民たちに気づかれないままに支配を続ける・・・というのが彼らの理想なんだと思いますね。


記者:―本当にそうなんですか!? 恐ろしいですね。


中矢:まあ、こういう支配者たちの背後には、霊的な存在が憑いているように思いますね。
 そして、そのもくろみに一番はまって、骨抜きにされているのはマスメディアでしょうね。テレビがまず一番骨抜きにされていて、一切真実は語れなくなっています。まだその影響が完全には及んでいないのが出版界と言えるでしょう。とはいえ、出版界でも真実を書いているような本もあれば、明らかにでたらめな本もいっぱいありますから、真実を書いた本を見つけるのも難しいかもしれませんが。
 しかしそうは言っても最近、イシヤの力がだんだん弱まってきているようなんですよね。


記者:―そうなんですか・・・。"イシヤ"という恐ろしいことを計画しているような存在に対して、「日月神示」では、どうするのがよいと言っているのでしょうか?


中矢:「日月神示」では、イシヤが正しい神の出現によって裁かれ、殺されるのを望んでいるわけではありません。そうではなく、そういう存在をも改心させることが日月神示に示された大神の意志なのです。イシヤという存在も、「悪のお役」があって、必要があって、そういう行動をとらされているわけです。だから、「悪のお役」がもう終わったことを悟らせ、彼らを改心させ、彼らと「手を組みなさい」ということなんですよね。全部融合するのです。船井先生の言う「包みこみ」ですよね。それに、悪ほど改心も早いものです。 
 その過程が、"大難"が"小難"になるために必要なことのようなのです。
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 ●中矢伸一氏インタビュー
  http://www.funaiyukio.com/konohito/index_0804.asp

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