船井本社の相部多美氏が、マナーとは相手を思いやることが本質であると言われてます。この内容は大体は知ってますし、ほぼ普段から実行していますが、進入社員などにはとても勉強になると思いました。
<記事転載>
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「超入門 ビジネスマナー」
みなさん、こんにちは船井本社秘書室の相部多美です。
早いものでもう4月ももう下旬。
朝夜と冷え込むことはありますが、ずいぶん暖かくなりましたね。
会員の皆様の中にもこの春、新社会人新入生となられた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな4月にちなんで、本日皆さまにご紹介させていただく本は、
マナー講師・エッセイストとしても御活躍中の
磯部らん様の『超入門ビジネスマナー 上司が教えない気くばりルール』という本です。
ビジネスマナーは入社3年目までに知らないとアウト!なのだそうです。
わかっているようでわかっていないビジネスマナー。
手紙を書く時やお客様にお茶を出す時、
FAXを出す時など「これはどうなんだろう…?」と悩むことが多々あります。
この本にはイラストで描写されていたり面白い豆知識も書かれてあり、
終始興味深く拝読させていただきました。
上司が教えてくれないと嘆くあなた…
①上司は「そんなことは知っていて当然だ」と思っている
②上司は「自分で気がついてほしい」と思っている
③教えようにも上司自身がわからない
あなたの上司が①から③のどれかはわかりませんが、
マナーは教わるものではなく自分で身につけるもの。
本書で最低限のマナーと最上級の思いやりを押さえてください。
という書き出しでこの本は始まります。
続いて、アゲハな「あいさつ」が印象を決める。
「あ」は明るく
「い」はいつも
「さ」は先に
「つ」は続けて
挨拶は“先手必勝”自分から先に挨拶し、その後に言葉を続ける。
「おはようございます」+「あたたかくなってきましたね」というように、
ただ挨拶をするだけではなく、それに+αした挨拶が理想的な挨拶なようです。
このように、挨拶や身だしなみ、お辞儀の仕方、遅刻・欠席・早退時の連絡の仕方、
プレゼンの仕方、接客応対の仕方などについても細かく書かれているので、とても勉強になります。
皆さんは「江戸しぐさ」という言葉をご存知でしょうか?
江戸の伝統が、今日のビジネスマナーに影響しているそうです。
百万都市であった江戸は言葉も習慣も異なる人々が全国から集まった文化のるつぼだった。
そこで起こるトラブルを未然に防ぎ、
人々が安心して暮らせるようにと江戸のリーダーたちが考案したものが「江戸しぐさ」。
表情や話し方や身のこなしによって心を表現する方法なのだそうです。
時間は返すことができないことから、
突然連絡なくおしかけて時間を奪う行為は「時泥棒」と言われたり、
時間にルーズな人は江戸時代からあまり信用されていなかったそうです。
江戸商人たちは他家を訪問する時は
あらかじめ手紙か使いを出して相手の都合を確認しました。
そのマナーが今日、電話をかける時などに使われる
「今よろしいでしょうか」という一言にもつながるようです。
また江戸では、気がきく人のことを「気働きがよい」と言うそうです。
「気働きがよい」ことを表した例があるのでご紹介します。
親が娘に「お風呂が沸いたので、お風呂のふたをとりにいってほしい」と言った場合、
娘は「自分がお風呂に入る時に、ふたをとれば良いのに…」と思いがちだと思います。
しかし、親の真意は、お湯の温度を見てきてほしい、
石鹸やシャンプーなど無くなってはいないか、
タオルは準備されているかなどを見るように、ということなのです。
これをビジネスに活かすと、来客でいらしたお客様が
「今日は暑いですね」と言った場合、
すぐに冷たいお茶やおしぼりを出す準備をすること。
このように現代のマナーは江戸時代からの影響をうけているとはびっくりする内容でした。
マナーとは表面的なことではなく、
相手に焦点をあて相手のことを思いやることだということが勉強になりました。
携帯電話のマナーは、今日のマナーでは外せないものですが
一昔のマナーにはありませんでした。マナーは時代によって少しずつ変化していきますが、
今も昔も変わらない大切なものがマナーの中にあるようです。
マナーとは人と人との人間関係の中にあるもので、
相手を思いやることが本質。
その変わらない思いやりを現代のマナーと合わせることで人間関係がもっとスムーズになり、
人は生きやすくなるのではないかと思いました。
マナーとは思いやりの技術の一つであり、そこに相手を思う心を添えて完成するもの、
それが気配りマナーだと思いました。
日頃から相手の立場や考えを念頭に行動できるようになりたいと思う一冊でした。
良ければ、最近のマナー本をお読みになられてみてください。
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●にんげんクラブブログ
http://ningenclub.jp/blog02/archives/02suisen/
<記事転載>
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「超入門 ビジネスマナー」
みなさん、こんにちは船井本社秘書室の相部多美です。
早いものでもう4月ももう下旬。
朝夜と冷え込むことはありますが、ずいぶん暖かくなりましたね。
会員の皆様の中にもこの春、新社会人新入生となられた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな4月にちなんで、本日皆さまにご紹介させていただく本は、
マナー講師・エッセイストとしても御活躍中の
磯部らん様の『超入門ビジネスマナー 上司が教えない気くばりルール』という本です。
ビジネスマナーは入社3年目までに知らないとアウト!なのだそうです。
わかっているようでわかっていないビジネスマナー。
手紙を書く時やお客様にお茶を出す時、
FAXを出す時など「これはどうなんだろう…?」と悩むことが多々あります。
この本にはイラストで描写されていたり面白い豆知識も書かれてあり、
終始興味深く拝読させていただきました。
上司が教えてくれないと嘆くあなた…
①上司は「そんなことは知っていて当然だ」と思っている
②上司は「自分で気がついてほしい」と思っている
③教えようにも上司自身がわからない
あなたの上司が①から③のどれかはわかりませんが、
マナーは教わるものではなく自分で身につけるもの。
本書で最低限のマナーと最上級の思いやりを押さえてください。
という書き出しでこの本は始まります。
続いて、アゲハな「あいさつ」が印象を決める。
「あ」は明るく
「い」はいつも
「さ」は先に
「つ」は続けて
挨拶は“先手必勝”自分から先に挨拶し、その後に言葉を続ける。
「おはようございます」+「あたたかくなってきましたね」というように、
ただ挨拶をするだけではなく、それに+αした挨拶が理想的な挨拶なようです。
このように、挨拶や身だしなみ、お辞儀の仕方、遅刻・欠席・早退時の連絡の仕方、
プレゼンの仕方、接客応対の仕方などについても細かく書かれているので、とても勉強になります。
皆さんは「江戸しぐさ」という言葉をご存知でしょうか?
江戸の伝統が、今日のビジネスマナーに影響しているそうです。
百万都市であった江戸は言葉も習慣も異なる人々が全国から集まった文化のるつぼだった。
そこで起こるトラブルを未然に防ぎ、
人々が安心して暮らせるようにと江戸のリーダーたちが考案したものが「江戸しぐさ」。
表情や話し方や身のこなしによって心を表現する方法なのだそうです。
時間は返すことができないことから、
突然連絡なくおしかけて時間を奪う行為は「時泥棒」と言われたり、
時間にルーズな人は江戸時代からあまり信用されていなかったそうです。
江戸商人たちは他家を訪問する時は
あらかじめ手紙か使いを出して相手の都合を確認しました。
そのマナーが今日、電話をかける時などに使われる
「今よろしいでしょうか」という一言にもつながるようです。
また江戸では、気がきく人のことを「気働きがよい」と言うそうです。
「気働きがよい」ことを表した例があるのでご紹介します。
親が娘に「お風呂が沸いたので、お風呂のふたをとりにいってほしい」と言った場合、
娘は「自分がお風呂に入る時に、ふたをとれば良いのに…」と思いがちだと思います。
しかし、親の真意は、お湯の温度を見てきてほしい、
石鹸やシャンプーなど無くなってはいないか、
タオルは準備されているかなどを見るように、ということなのです。
これをビジネスに活かすと、来客でいらしたお客様が
「今日は暑いですね」と言った場合、
すぐに冷たいお茶やおしぼりを出す準備をすること。
このように現代のマナーは江戸時代からの影響をうけているとはびっくりする内容でした。
マナーとは表面的なことではなく、
相手に焦点をあて相手のことを思いやることだということが勉強になりました。
携帯電話のマナーは、今日のマナーでは外せないものですが
一昔のマナーにはありませんでした。マナーは時代によって少しずつ変化していきますが、
今も昔も変わらない大切なものがマナーの中にあるようです。
マナーとは人と人との人間関係の中にあるもので、
相手を思いやることが本質。
その変わらない思いやりを現代のマナーと合わせることで人間関係がもっとスムーズになり、
人は生きやすくなるのではないかと思いました。
マナーとは思いやりの技術の一つであり、そこに相手を思う心を添えて完成するもの、
それが気配りマナーだと思いました。
日頃から相手の立場や考えを念頭に行動できるようになりたいと思う一冊でした。
良ければ、最近のマナー本をお読みになられてみてください。
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●にんげんクラブブログ
http://ningenclub.jp/blog02/archives/02suisen/