ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

立場と返答の難しさ

2008-05-01 | 雑念
高校一年生。オリエンテーションに行進の訓練やラジオ体操などのトレーニングを午前中に先生指導によるものが炎天下でNO帽子で行われていた。

弁当を食べて午後からHAP
12:50~15:50
クラス半分の20名
担当した班は福祉コースの女子のみ

「どんなクラス?」と尋ねると「仲良いクラス!」と答える
明るい。共学ながら女子校のノリ。3年間同じクラスだ。

いつものように相手のペースを計りながら完全ノープラン

箸がこけても笑う彼女たちを問題解決アクティビティでストレスかけてもよいのか迷いましたが、ノリノリで最後までいかすのもどうかと思えた。振り返る材料がない。

スパイダーウェブを選択
それでも新しもん好きな彼女たちはキャーキャー言いながら挑む。
しかし20人。持ち上げられるのは辛い。遠慮遠慮遠慮。無理無理無理。

その直後、ホクトマンの声かけを振り返って「グッジョブ!」と言いたい出来事。

最初に通り抜けた子が
「全員行けたらマクドおごって!」と近づいてきた

なにげない一言。
しかしとても重要なコミュニケーションだと位置付けます。特に指導者と参加者の立場の違い。
下手すると「チャレンジすること」「仲間を大切にすること」など我々が伝えたいメッセージが伝わらない方向に導いてしまう危険性がある

ホクトマンはこう答えました。
「君は頑張ったよ。みんなも君みたいに頑張ってほしいなぁ」

一見質問に答えていない。しかし満足そうにグループに戻って行った。
そんな風に見えた。
誉めてほしかったのだと。

ここで「いいよ」と答えるととんでもない事が起きる。ご褒美があるから頑張るのだ。これは家畜かペットだ。

笑っているあなた!先生!やってますね。その方法はデフレスパイラルならぬ、できずスパイラルですよ。お気をつけて。

次に「お断り」も難しい。しかし結果的には断っていくべき!
しかし断り方。
話をしてきてくれたその子をつぶさず断る言い方。
それが先述のあれ。

困ったときは誉めましょう。誉められるトコを探して誉めましょう。
丸く収まることがあります。

他にもベスト解答はあったと思いますが、一瞬で答えないといけないことを考えるとほぼベストと言えます。

グッジョブ!