ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

アドベンチャーの神様

2008-05-28 | 雑念
今日は昨日の団体の後半組。

気付いたことは班の活動より全体の集まりの際のフレーム作り

プログラムは終了し6班が集まってきた。

特に小学生はアドベンチャー教育において人生観が変わることは少ない。
だが自然学校の一部としてみんなで協力したことやチャレンジを覚えてはいる。
そんな状態でラスト全員集合したときのまとめはとても大切だ

今日はそのまとめをしていた人が何気なく感想をみんなに言えますか?と問いかけた。(後で本人が話していたので何気ないのは確認済み)
3人が手を挙げ、前に出させる。
一人目が感想を述べたが他の全員は立ったままであり、聞く態度もぐだぐだ。

学校全体もそんな雰囲気だが聞こえるはずが無い。

やっぱり次のような声。

「聞こえへーん」

そしてそのまとめ役の人は発表した内容を子供の代わりに大きな声で言い直したのである。

チャレンジャーのチャレンジを奪った。少なくとも私にはそう見えた。

あとの2人はそれなりに発表したが、ファシリテーターとしてチャレンジチャンスを奪った行為が私は気に掛かった。

フィードバックの時間にそれを直接話をした。

感想を聞くという何気ない行為だったとその人は言う。
上記の内容とホクトマンの気持ちを話して、いかにラストのまとめが重要かを切に説いた。

事実子供たちに聞こえなかった。
どうすればいいか?

ホクトマンのアイデアです。

まず座らせます。
そして最後のチャレンジ、みんなに感想を言ってみたい人は今から聞くから準備して下さい。と、前ふりします。
そして手挙げてくれた勇者たちに拍手で讃えて上げます。
それだけでチャレンジャーなんだと。
素晴らしいことをみんなで誉め讃え合う環境を作る。
そして発表。
声が小さく、「聞こえなかった」というなら、こう声かけします。
「聞こえるよ。チャレンジャーをしっかり見て耳を傾けてみよう。じゃあもう一度だけ発表してもらうからね。」
チャレンジャーには「ごめんね。もう一度大きな声で発表してみようか?」

発表できたら大きな拍手をみんなでする。

決して時間が少なくとも、声が出ない子でも自分自身で話をできたという自信にしなければアドベンチャー教育にならない。

何気なく物事をしてはいけない。
こなれたキャンプリーダーみたいな態度はしてはいけない。

我々は誇れるアドベンチャー教育のファシリテーターですよ!
“アドベンチャー言語”を使わなければいけないと思う。

そしてそれを胸にしまい込むんじゃなく、本人に伝えられた自分に自信がつきました。

ありがとうアドベンチャーの神様