僕は真面目に竿を垂れる。

梅雨空

どんより気持ちも陰りを見せる。
明日は釣りに行こうと思っているのに……

昨日の「冒険教育研究会の振り返りしよう！」とのお誘いを受け、真面目にアクティビティリストを作成したり、振り返り資料を作ろうと準備しようとしたら

えっ、えっ？なんて？

「釣りをしながら振り返ろう」

とのお誘い。
もうほぼ「釣りの釣り」である。

遊び上手なお人でござぃます。
そんなところが、あれだけの人数を集めてしまうお人柄なのかもしれません。

学びとは、楽しさの中にこそある

その意味とは
別に「学びの時間自体が楽しい」だけではなく、全然関係のなさそうな時間でも「楽しく過ごしていたら、学びの時間になる」のではないかと。

セレンディピティ

魚が釣れるか水面を見つめる、その時間
エサをつける静かな静寂
連れた瞬間のビビビッとくる感触
そして自宅で食べる海の恵みの味

その一瞬一瞬に気づきや学びが隠れている。

そう考えるともう梅雨空なんて怖くない。

雨粒が当たる葉っぱの裏
雨宿りをするアーケード
アスファルトの水たまり
黒い雲の恐ろしいほどの速い動き

そのひとつひとつを楽しく見つめて
ストーリーを考えたりする。

大人の遊びとは、そういうことなのかもしれない。

メモ用紙と筆記用具、ICレコーダーと参考書を持って勉強するだけが学びの場じゃないのだ。

魚釣り

それは大自然の中の教室
いままで自然体験や野外活動自体が学びの機会だと思っていたけど、ひょっとしたら「振り返り」も教室や静かな場所で行うよりも良いのかもしれない。

まぁ、慣れないから単純に魚を釣ることに集中しちゃうよね。

どこに行こう！
そして雨よ、降るな！