現実が襲ってくる、翼の生えた悪魔？

フルーグタグの話

一応デザインが決まり
いよいよ自分が10m級の飛び込み台から
構造物もろとも飛び込むことがリアルに想像することができるようになると

少し恐怖も出てきた。

10mから単純に川に飛び降りるのでさえ勇気がいるのだ。
かつて飛び降りたことがある最高でもさすがに10mはなかったと思う。

レッドブルを飲むと翼を授かるらしいが、
小さい羽が生えてくるだけで着水を和らげるほどは羽ばたく気配も感じられない。

そしてその取り憑かれた恐怖の中で
周りの観客へのエンターテイナーぶりを発揮するパフォーマンスを考えていく。

もうどういう神経なのか？
ある意味、だんじり祭りである。
あの曲がり角で落ちて死んでしまうかもしれないのに神輿にしがみついて踊り続けている。

人間の神との交信
「祭り」
そんな独特なバイブレーションがその会場で渦巻く。

海は神戸港らしく黒く濁っている。
海水に10mから叩きつけられ
汚れた海に一瞬5mほどは潜るのだろうか？

一瞬の静寂

僕は生きている。

死に直面して初めて生きている実感を得る。
心臓の鼓動が早くなる。

そしてシミュレーションであることに気づき、
はっ！となる。

何でこんなことしてるのか？

シンプルに怖いやん！
もー！
悪い方に考えるとドンドンそっちに吸い込まれていく。

もー！

書類選考だから！
今はまだ書類作成だから！
もー！

竹の確保も出来そうだし(コメント下さった方ありがとう。)

作れちゃうもんねー、なんやかんや言っても。
書類選考も通っちゃうような……
じゃあ、飛んじゃうよな……