山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

この冬の天候は心配

2020年01月15日 | 日記
 散歩に出掛けようと家を出ると、けっこう風が強い。しかし、この風が南風なんですよ。この寒中の季節。風向きは、だいたい北か西と決まっているのに、逆じゃありませんか。ま、気温が高いから散歩するには好条件です。いつものコースに向かって出発。
 出発するとき、少々気になっていたのが南側にかかっている厚い雲。散歩している私にだんだん近づいてきました。そして、ポツポツ・・・。防寒着を濡らし始めました。
 やっぱり。雪じゃなくて雨です。この時期に雨が降るなんて、殆どないはずなのに。

雨のしずくが波紋を広げていきます

 明け方、窓から外を見たときは、ちらちらと雪が舞っていたんですけど、なるほど日中は雨に変わりますか。って、寒中ですよ。普通ならあり得ない事態です。

去年の今頃の蔵王(今年は苦戦してるらしい)

 辺りを見回しながら散歩を続ける。

ヒメオドリコソウ?


例年なら雪の下になるはずの畑


菜の花も咲いてます

 この時期の山形では、見たことのない景色です。私の経験に照らしてみると、例年の3月ぐらいのイメージです。

池の金魚も日向ぼっこ

 さすがに、これはまずいんじゃないですか?
 山形は、自然の豊かな土地です。それを支えているのが、豊かな森と冬場の豊富な降雪。森と雪とが、1年中尽きることのない水を保障してくれるのです。そうして育まれる植物たちが動物を育て、豊かな循環を生み出すのです。
 その根源とも言うべき雪がなくなるということは、山形の豊かさの土台がなくなると言いかえても過言ではありません。
 これまでも、これからも、自然の中でこそ呼吸ができるマタギとしては、すごく心配になってきました。今、私個人でできることは、それなりにやっているつもりですけれど、この巨大な気候変動を即座に止める力になるわけではありません。だけど、注意深く自然の推移を見守りながらこの冬を過ごしていきます。そして、次にできることを考えていきます。
 雪よ降れ!積もれ!!