山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

冬でも元気だね

2020年01月19日 | いきもの
 雪も止んできたので出かけてみることにした。道路の状況を見ると除雪車が雪を掃いた跡がある。それなりに積もってたんですね。

除雪された雪の塊が道路の両脇に

 電線を見ると、スズメの群れ。

群れは群れなんですけど

 この時期のスズメって、本来はちょっと違うんですよね。「ふくら雀」って言うと思うんだけど、羽根を膨らませて(空気をため込んで)丸々とした姿になって冬場の寒さを乗り越えるはず。それなのにまだ細い。ということはスズメにとっては、この程度の寒さは「まだまだ」ってことなんでしょうね。
 公園に着くと、お堀の水面にうっすらと雪が積もっている。それなりに寒いという証拠でしょうな。よく見ると、雪面に筋が一本入っている。『御神渡り』?なわけないよね。なんじゃこれは??

御神渡り?

 暫く進むと、またあった。

プレートテクトニクス?

 怪訝に思い周辺をよく観察すると、いましたいました。

君たちの仕業だったのかな?

カルガモが、雪のプレートの間に浮かんでいます。更に進むと、

『御神渡り』の間に動かぬ証拠が

御神渡りの終点から足跡が始まり、次の御神渡りにつながっています。
つまり、多少の雪が水面に積もっても、カルガモたちは砕氷船のように雪の壁を切り開きながら移動しているということだ。そして、さすがに前進できなくなると、ヒョイと雪の上に上がって歩いたり、飛んだりしているわけだ。
 強いねえ。スズメも偉いけどカルガモも偉い。暖房も冷房も使わないのに、夏の暑さも冬の寒さも平気で乗り越えられるんだから。
 季節に応じて遠くの土地に渡る鳥たちもすごいけど、同じ場所に順応し居着いている留鳥もすごい。感心しきりの散歩になりました。

     この出来事は数日前のものです。あしからず