山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

つきあい方考えタラ?

2020年01月29日 | 日記とレシピ
 この時期、向かい合わなければならない相手がいる。魅力的な子だし、私も心惹かれるものだから、つい手を出してしまいたくなる。いけないとは思うのだ。しかし、あの子を前にすると理性が効かなくなってしまう。そうして、家族から非難を浴びる羽目に陥ってしまう。
 去年もそうだった。7㎏もある子を買ってきてしまい、全てを食べ切るまでに1週間以上かかってしまった。そうだ、遂にやってきてしまったのだ、寒ダラの季節が。冬の日本海の荒海で育ったタラを丸ごと味わい尽くしたい!こういうのを依存症というのだろうか。いや、これも旬を楽しむマタギの素直な冬の心情の現れなのだと考えよう。
 さすがに我が妻も、私の性癖を読んだらしく、先取りして切り身を買ってきた。
「これを調理してくれない?」
と言う。
 中ダラの半身だ。それなりのボリュームはあるから食べ応えはありそうだ。しかし、肝心の「肝」(そうか、肝だから肝心なんだなんて思いつつ)もワタもない。
 と言うことは、椀物は、お預けね。
 今回は、焼くか揚げるかでしょう。

  ポク チン

  ≪タラのフライ≫

 フライ調理の部
 ・半身のタラを、適当な大きさに切り分け、塩コショウしておく

さすがに身が厚いです

 ・バッタ液を作る(卵1、小麦粉大さじ4を牛乳で調整)

 ・液を潜らせたらパン粉をまぶして待機


 タルタルソースの部
 ・卵1個を水から茹で、沸騰15分
 ・タマネギ(1/2個)をみじん切りにしてゆで卵と和える

 ・砂糖少々と塩少々、コショウも少々加えてマヨネーズを大さじ4ぐらいかな
 ※普通だとタマネギを水にさらすけど、今回は冷蔵庫に残っていたものだったので、そのまま和えた(辛みが飛んでる)

ここまで来れば、あとはいつでもOK

思いの外 油が跳ねた

 ※衣でくるむ前に水分を拭き取る等の一手間があってもよかったかも

 無事完成しました。みんな、美味しそうに食べているのでホッとしました。
 今回、妻から先制のシャワーを浴びたので、心の火が燃えさかる前に少し落ち着いた。あとは、「どんがら汁」が1回できればいいかな、なんて、今シーズンのタラとのつきあい方を冷静に考え始めたマタギです