本日は、マタギ達のホームグラウンドでのキノコ採りである。
霜月も後半戦に入っているのだから、当然、山にも霜が何回か降りた雰囲気。一年草は、殆ど枯れてしまったし、広葉樹の木の葉も殆ど落ちてしまった。
ただし、雪は、まだ一度も降っていないようだ。これは、ラッキーと言ってよいのかな。
雪が裾まで降りてきています
一度消えかけた主峰の雪が、大分増えてきつつある。なんだかんだ言っても、もうすぐここにも降ってくるでしょう。
見通しが良くなったブナ林
多分、今がキノコ探しには最も適した季節。なんと言っても、視界を遮るものが極めて少ないから、キノコの出そうな倒木を探すにしても、発生したキノコを見つけるにしても、非常に条件が良い。
ただねえ、今回、はっきりと分かっているのは、前回『見置き』してきた3本の木だけ。あとは、残念ながら偶然の出会いに期待するしかないような状況だ。少々の不安を抱きながら山に分け入る。
そうして1本目。見事に空振り。採られたあとでした。まあ、仕方ないか。
続いて2本目。
新たなツブが少々見られるだけ
予定していたキノコ達は採られたあと。ま、しょうがないベ。・・・なんだか、前回、我々が歩いたあとを尾行されていたのではないかと疑心暗鬼が忍び寄る(ホントの所は、これだけ見通しが良くなってきたのだから仕方がないのだよ)。それにしても、早くも背水の陣となってしまった。
だったら、前回探らなかった場所を探してみましょう。予定のコースをずらして捜索範囲を広げてみると。
なかなかいい感じのナメコじゃないの
いただきましょう
やっぱり、本日は、前回までの情報に拘らずに探した方が良さそうですね。
ムキタケと
何故かブナハリタケ
驚いたことに、ここまできてブナハリタケの芽吹きに出逢ってしまいました。とっくに終わったものと思っていたのに。
「やっぱりよう、今年の季節の進みって遅れっだんねがず。」
「んだみでえだな。」
「んだどよ。この前まで出でねっけ木がらも出始まってんのんねべが。」
「んだな。行ってみっべ。」
(『山形弁』文字の変換、大変です!!ところで、理解できます?)
ここにきて出始めてました
こんなのがいっぱいありました
ああ、これは戴きですね
二人して、驚きに顔を見合わせながら確認。
今年のナメコの発生は、全体として遅いようだ
気温が高め(氷点下までは下がらない程度)に推移したせいだと思われる
新たな発生が多いからまだまだ採れそうだ
ただし、雪の季節がくる前に採れるかどうかは、神様任せ
山の神様、本日はありがとうございました。できることなら、次回も楽しませてくださいね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます